キャンプをするために必要不可欠なテント。
私も2年くらい悩んで、調べてから購入しました。
ちょっと時間がかかりすぎかも知れませんが、初心者の頃ってそれくらい悩んでも良いかなと思います。
その間は、常設テントのキャンプ場に泊まったり、レンタルしたり、家族で色々吟味したのはいい思い出です。
一言でテントと言っても、形、構造、素材の違いなどでたくさん種類があります。
小さな物でも結構なお金がかかりますし、テント選びに失敗したくないですよね。
今回は、テントを選ぶ際のポイントやおすすめについてお話しします。
色々なテントの特徴を見て、テントを選ぶ際の参考にしてください。
初心者でも失敗しないテント選びのポイントは?種類や違いを徹底解説
テントを選ぶときのポイントとして、以下の5つが挙げられます。
- 自分がやりたいキャンプのスタイル
- 見た目
- テントの大きさ
- 設営のしやすさ
- 予算
それぞれ、どのような事を注意すれば良いか見ていきます。
自分がやりたいキャンプのスタイル
ファミリーキャンプかソロキャンプか、オートキャンプかツーリングキャンプかなど、キャンプのスタイルによって選ぶテントが異なります。
また、最新のギアで統一するのか、レトロなギアを揃えるのかでもテントの形も変わってきますから、まず最初に自分がやりたいキャンプスタイルを決めましょう。
見た目
どうせ買うなら自分の気に入ったテントを持ちたいですよね。
色、形、性能など、それぞれ特徴は後述しますが、ドーム型や三角形、トンネル型など色々な形があります。
本やネットで探すも良し、量販店へ行って実際に見てみるも良し。
本当にたくさん種類があるので、お気に入りを探してみましょう!
テントの大きさ
利用する人数によって、テントの大きさが異なります。
テントの情報を見たときに、表示されている使用人数は、あくまで最大の収容可能人数です。
実際に使う時は、着替えなど荷物を置く場所も考慮する必要があります。
例えば「4〜5人用」のテントの場合は「3〜4人」で使用すると、快適に過ごす事ができると言うように、表示人数から1〜2人をマイナスしての使用を想定することがポイントです。
参照:snow peak
設営のしやすさ
テントの設営は、慣れないと結構大変です。
キャンプ場に着いてテントの設営を始めたら、辺りが暗くなってしまったなんてこともあります。
慣れてくれば何てことはありませんが、テントの設営にはコツが必要です。
テントの形や構造、メーカーによって、設営の方法は変わりますが、最近は有名なメーカーのテントなら、設営動画で確認ができるので、ポイントやコツもわかりやすく説明されています。
参照:snow peak
また、よくある失敗例として、デザインを優先したけれど設営に時間がかかったり、テントが建てられないなんて事になってしまうこともあるので注意が必要です。
なるべく簡単に、時間をかけずに設営したい人は、ワンタッチテントやワンポールテントがオススメです。
予算
テントの値段はピンキリです。
試しにAmazonで4人用テントを調べてみると、安いものは数千円からありますし、高いものになると数十万円にもなります。
安いからと言って買ってしまうと、耐久性や使い勝手など使い物にならなかったり、逆にあまりにも高価なものを選んでしまうと、実は登山用の高性能なものだったなんてこともあるので注意しましょう。
「家は3回建てないとわからない」と言う感覚と同じで、常設テントがあるキャンプ場に行ってみたりレンタルしてみて、実際に使ってみると、どんなものが使いやすいか、合っているか参考になります。
テントの構造、種類について
参照:amazon
テントは、シート(天幕)とフレーム(骨組み)から出来ています。
ペグ(杭)がなくても立つものを「自立式」、ペグがないと立たないものを「非自立式」と呼びます。
現在は、テント本体(インナーテント)とカバー(フライシート)の二層になったダブルウォールが主流となっています。
テントの形は様々で、定番のドーム型から、三角形がかわいいワンポールテント、設営が簡単なワンタッチテントなどあり、それぞれ詳しく見ていきましょう。
ドームテント
参照:amazon
今現在の主流となっているドームテント
形状から耐風性に優れており、構造がシンプルなので設営も簡単です。
軽量で、収納してもコンパクトなので初心者から上級者まで幅広い層に人気です。
2〜3人用から5〜6人用までたくさん種類があります。
ドーム型テントを常設しているキャンプ場も多いので、一度泊まってみるのも良いと思います。
個人的にお勧めはこちら
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一般的にドームテントは天井が低いのですが、これは室内高が高く、立って着替えができます。
また、ベンチレーションがついているので、空気の循環ができて結露も起きづらいです。
エントリーモデルのBCクロスドームは、値段こそ安いですがベンチレーションがついていないので、夏は熱が篭りやすく、ポールの材質も異なるので耐久性が低いです。
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キャンプへ行く頻度が多くない場合には、値段が安いもので済ませるのも良いですが、せっかくなら長く使えるものを大切に使いたいので、タフドームがお勧めです。
ツールームテント
参照:amazon
ドームテントの外幕を伸ばして、リビングスペースと寝室スペースを備えたテントです。
リビングスペースがあるので、別途タープを張る必要が無く、設営の手間を省く事ができます。
また、夜間はキャンプ道具をリビングスペースにしまっておけるので、防犯対策にもなります。
インナーテントを外して、大型のシェルターとしても活用できるので、使用の幅が広がります。
ただし、大型な物が多いので、1人での設営は難しいですが、コツを掴んで慣れれば1人でもできます。
我が家はスノーピークのエントリー2ルームエルフィールドを愛用しています。
キャンプ場で他のキャンパーが2ルームテントを使用しているのを見て、とても快適で使いやすそうだったので、購入を決めました。
また、コールマンやロゴスの2ルームと迷いましたが、リビングが広いことや永久保証が決めてでした。
そして何と言ってもデザインが良いので、とても満足しています。
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ワンポールテント(ティピー)
参照:amazon
テントといえば三角形の物を思い浮かべる人が多いと思います。
ワンポールテントは、中央を1本のポールで支える円錐型の構造をしています。
インディアンテントやモノポールテント、ティピーテントと呼ばれています。
中央をポールで持ち上げた後は、ポイントをペグダウンすれば良いだけなので、設営が簡単にできます。
8角形や6角形の物が多く、風にも強い構造です。
8人用など大型の物もありますが、本当に大型なのでキャンプ場によっては設置できないかもしれません。
ちなみにワンポールテントは、少人数での使用がお勧めです。
でも見た目がおしゃれで広々しており、設営も簡単なので女性や小さな子供がいるファミリーにはとても良いかと思います。
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ソロテント
参照:amazon
ソロキャンプやツーリングキャンプなどに最適な、文字通り1人で使用するテントです。
とても軽量でコンパクトな物が多く、形や構造の違いからとても種類が多いのも特徴です。
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ワンタッチテント
参照:amazon
袋から取り出して広げるだけで「パッ」と設営ができるテントです。
他にも傘のようにフレームを広げて設営できるものなど色々な種類があります。
ビーチやBBQの日除けとして使うイメージですが、ダブルウォールのものは宿泊も十分可能です。
テントの設営や後片付けが嫌いな人でも、ワンタッチテントなら気軽にキャンプをする事ができます。
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ロッジ型テント
参照:amazon
家のような形が特徴的で、どこかレトロな雰囲気があるロッジ型テント。
天井が高く、壁も垂直に近いので居住性が高く、快適に過ごす事ができます。
キャンプブームの影響で、最近復活の兆しがあります。
価格が高いことと、重くて持ち運びが大変なことがネックですが、人と被りたくないという人にはお勧めです。
設営してみるとレトロで、めちゃくちゃオシャレなサイトになります。
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テントの素材
テントの生地には、ナイロン、ポリエステル、コットン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリコットンなどの素材が使われます。
ナイロン
強度が高くて軽いので、テントのインナーや登山用のテントに使用されています。
引っ張り強度やキズ等への耐久性は高いのですが、高温の熱には弱いのが特徴です。
耐水性は天然繊維に比べて高く、濡れても乾きやすいのですが、紫外線に弱く、変色や劣化しやすいです。
ポリエステル
最もスタンダードな素材で、現在市販されているテントのほとんどはポリエステルです。
軽さ、強度、コストなどバランスに優れていて紫外線に強いので、変色や劣化が少ないです。
また、水を吸収しないので、耐水性に優れていますが、通気性が低いので、雨の日は内部が蒸れてしまいます。
コットン
通気性がよく、涼しく快適な状態にテント内を保ちます。
反面、水を含むと糸が膨張して強度が増しますが、しっかり乾燥させないとカビが発生しやすいので注意しなければいけません。
自然な風合いや、上質な質感が魅力で見た目がとてもおしゃれです。
熱にも強いので、寒い時期のキャンプにストーブを持ち込んでいる人もいます。
ポリコットン
ポリエステルとコットンを混ぜた素材です。
ポリエステルの速乾性と耐久性、コットンの通気性や吸湿性などそれぞれの長所を受け継いで、デメリットを解消しています。
ポリエステル65%・コットン35%という割合が多く、耐火性、紫外線にも強いのが特徴です。
テントポールの材質
テントポールには、スチール、アルミ、グラスファイバーなどが使われています。
スチール
安価で強度が強いのが特徴です。
安いテントを買うと、スチール製のポールがよく使用されています。
しかし、重いのとメンテナンスをきちんとしないと錆びやすいのが欠点です。
アルミ
スチールより軽くて錆びにくい事が特徴です。
最近は銅やマグネシウムなどの他元素を組み合わせたアルミニウム合金(ジュラルミン)が用いられており、強度を高めて、ドームテントのポールに多く使用されています。
グラスファイバー(FRP)
ガラス繊維とプラスチックを合わせた強化プラスチック素材で、ヨットの船体にも使用されています。
天然の木に近い弾性を持っており、こちらもドームテントのポールに用いられたり、ワンタッチテントに用いられています。
テントの防水性
テントの耐水圧は、生地の上に1cm四方の筒状の物を置いて水を入れて、どのくらいの高さまでテントの裏に水が染み出さないかを表したものです。
例えば、耐水圧が1000mmの場合は、1000mmの高さまで水を入れても水が染み出さなかったと言うことになります。
耐水圧が高いと激しい雨や冬の冷気に強いので、防水性が高い方が良いと思いがちですが、逆に通気性が悪くなり、結露ができやすくなってしまいます。
結露ができやすいとカビの原因にもなってしまいます。
夏と冬で使い分けるなら別ですが、そうでない場合は目安として1500㎜~2000㎜の耐水圧のものを選びましょう。
まとめ
テントってキャンプ道具の中で、一番お金がかかります。
できれば、長く使えるものを選んでおきたいところ。
テントにはたくさん種類があり、自分のキャンプスタイルや種類、さらに好きなデザインによって変わってきます。
まずは、自分がやってみたいキャンプスタイルを決め、大きさや素材、価格など見て選ぶと失敗しないと思います。
自分に一番合う、お気に入りのテントを選んで、キャンプを思いっきり楽しみましょう!
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