キャンプに必需品のクーラーボックス。
これナシでキャンプに行く人は見たことがありません。
しかし種類が多すぎて、選ぶのはとても大変!
容量、素材など色々違いや特徴を理解して選ぶ必要があります。
今回は、ファミリーキャンプにぴったりのクーラーボックスをご紹介します。
ファミリーキャンプ向けクーラーボックス
参照:Coleman
クーラーボックスは、ソフトクーラーとハードクーラーに分けられます。
ハードクーラーはさらに材質の違いから、発泡スチロール、発泡ウレタン、真空断熱パネルに分けられます。
ファミリーキャンプでは、特別に理由がなければハードクーラーをメインに使用するのが一般的です。
ただし、大きなハードクーラーひとつだと不便になる場面もあるので、サブとしてソフトクーラーも活用すると便利です。
保冷力の目安としては2〜3日もあれば十分ですが、長持ちに越したことはありません。
また容量としては、ハードクーラーだけなら30〜50L。
ソフトクーラーを併用するなら20〜30Lくらいが、ファミリーキャンプでは良いかなと思います。
クーラーボックスの選び方については、別記事で詳しく書いています。
これを読めば、かなり選びやすくなると思うので、よかったら参考にしてください。
ではクーラーボックスの種類ごとに、保冷力とデザイン、使いやすさを考慮して、独断と偏見で選んだものをご紹介していきます。
オススメのソフトクーラーボックス
参照:AO Coolers
ソフトクーラーのポイントは、何より軽いこととコンパクトに収納できること。
しかし、ソフトクーラーと言っても侮るなかれ
素材や技術が進化し、最近はハードクーラーにも負けないくらいの冷却保持ができるモデルもあります。
下手したら、発泡スチロールを使用したハードクーラーなんかよりも全然使えます。
でもメインで使用となると、周りの環境に大きく左右されるため、ちょっと厳しい面もあります。
一般的には、ハードクーラーをメインに一つ用意して、補助としてソフトクーラーを活用するのがとても便利ですし、めちゃくちゃオススメです。
AO Coolers(エーオークーラーズ) キャンバス ソフトクーラー
参照:amazon
ソフトクーラーの中でも個人的に1番だと思うのが、この「AOクーラーズ」
1990年にアメリカで、食肉産業や水産業などの業界向けクーラーとして販売をスタートさせました。
その優れた性能がアウトドアユーザーに受け入れられ、世界規模のクーラーメーカーへと成長し、今もなお進化を続けています。
インナーは縫い目がなく、汚れても丸洗いができます。
断熱材が5層構造になっており、中央のポリウレタンフォームは1.9cmもの厚みがあります。
発泡スチロールを使った下手なハードクーラーよりも優れた保冷力を持ち、軽量でとても使いやすいです。
サイズは6パック(5.7L)〜48パック(45L)まであります。
ファミリーキャンプで使うなら24パック(23L)のものを、ハードクーラーと併用して使うのが便利かなと思います。
DOD(ディーオーディー) ソフトくらお
参照:amazon
ネーミングが独特な「ソフトくらお」。
他にもシリーズとして、「4Lのソフトくらら」「10Lのソフトくらこ」「15Lのソフトくらひこ」「46Lのソフトくらぞう」があります。
ソフトくらおは、スーパーのカゴの中身がちょうど収まる容量で、キャンプだけでなくバーベキューや普段の買い物にも大活躍します。
こちらもかなり分厚い発泡ポリウレタンフォームを使用しており、40℃の環境で31時間も氷をキープする性能を持ちます。
庫内を整理できるパーテーションがついていて、とても使いやすいです。
断熱材の厚さゆえ、折り畳みはできませんが、クッション性に優れるため壊れやすいギアの保管庫としても利用できます。
ロゴス(LOGOS) クーラーバッグ ハイパー氷点下クーラー
参照:amazon
「−15℃」の保冷力が人気の保冷剤、ロゴスの氷点下パックとセットで使用することで保冷力が高まる「ハイパー氷点下クーラー」
アイスクリームを11時間(!)も保存でき、下手すると中に入れた食材も凍ってしまうほどです。
軽量で折りたたみもでき、サイズも豊富です。
時々ロゴスの店頭で、実際にハイパー氷点下クーラーに氷点下パックを入れて実演されているので、ぜひぜひ見てみて下さい。
マジで中が凍ってますよ。
コールマン(Coleman) クーラーボックス アルティメイトアイスクーラーⅡ
参照:amazon
キャンプの王様コールマンからは「アルティメイトクーラー」がオススメです。
保冷力は驚きの49時間!
フタには「クイックサーブオープニング」という小窓がついていて、開け閉めの際に冷気を逃しにくい構造です。
2泊3日のキャンプにも使用できる機能でありながら1万円以下という値段も驚きです。
BAMKEL ソフトクーラーボックス
参照:amazon
BAMKELは韓国で大人気のアウトドアブランドです。
メッシュトートがインナーに内蔵されており、食材やドリンクを簡単に取り出すことができます。
厚さ20mmの高密度NBR断熱材を使用し、機能性も申し分ありません。
そして何よりデザインがカッコいい!
テントサイトで映えること間違いなしです!
オススメのハードクーラーボックス
ハードクーラーのポイントは、何と言っても保冷力。
中には7日間も氷を保持できるなんてものもあります。
しかし、7連泊もキャンプなんてまずしません。
保冷力が高いものは、断熱材の量も多くなり、重力も比例して増えていきます。
あまりに重いものは、携帯性を考えるととても不便です。
ファミリーキャンプでは、せいぜい1〜2泊が限度かと思います。
ですので、実は2〜3日保冷力が続けば十分なんですよね。
そして容量も、ソフトクーラーも一緒に使うと30L程度で十分。
50Lあれば無敵です。
発泡スチロール
保冷力はハードクーラーの中でも1番弱いですが、何より安価で軽量。
とても手軽で扱いやすいのが特徴です。
保冷剤の使い方やアルミシートなど併用したりして使い方を工夫すれば、1泊2日はこれでも余裕です。
[シマノ] クーラーボックス 22L アイスボックスVL 22L NX-422V
参照:rakuten
釣具メーカーとして有名ですが、アウトドア向けに作られたのが「アイスボックス」
アウトドアメーカーとは別に、釣具メーカーは独自の進化を続けていました。
釣りをするときの環境は、モロに直射日光が当たるし、熱々のアスファルトの上にも置くし、携帯性も優れていないといけません。
また、魚の鮮度を保つための保冷力も必要です。
ある意味キャンプで使用する環境よりも過酷です。
そんな釣具メーカーが出したクーラーボックスですから、まず間違いはありません。
一般的には保冷力が1番高い真空断熱パネルのモデルが話題ですが、発泡スチロールを使用したモデルでも、22Lで3日間、30Lで4日間と十分な機能性があります。
ロゴス(LOGOS) アクションクーラー
参照:amazon
デザインがかわいいロゴスの「アクションクーラー」
フタの取り外しができ、丸洗いも簡単です。
画像で見るよりも大型ですが、約3.8kgと軽量で、肩掛けベルトも付属しており、1人でも軽々持ち運びができます。
そして何より安い!
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) ジャングルクーラー
参照:amazon
とても扱いやすいキャプテンスタッグの「ジャングルクーラー」
滑り止めのゴム脚がついていて、底部が地面に密着せず、地面の熱が伝わりづらい構造です。
フタの脱着も可能で、丸洗いもできます。
500mlのペットボトルが縦に15本。350mlの缶が縦に20本収まるサイズ。
定価は16,000円(税抜)ですが、実勢価格は8,000円くらいなので、お得に手に入れることができます。
発泡ウレタン
保冷力が高く、今1番キャンパーに広く使われているのが発泡ウレタンのクーラーボックスかなと思います。
ただし、値段はそれなりにしますし、断熱材の量に比例して重量も増すので、一度ショップで実際に持ってみたり、レンタルしてみて使用感を確認しても良いかもしれません。
でも、デザインがカッコいいものばかりで、所有満足度は間違いなく高いです!
FIELDOOR ノーザンクーラーボックス
参照:amazon
我が家でも使用しているFIELDOORの「ノーザンクーラーボックス」
より高価なクーラーボックスと比較しても機能は劣らないし、何より安価です。
デザインもカッコよく、めちゃくちゃ売れています。
UNPLUGGED CP ハードクーラーボックス 35QT
参照:amazon
2020年に湘南で誕生したブランドです。
「プラグのない、アコースティックなキャンプを楽しむ。」をコンセプトに、今人気急上昇中です。
機能性のさることながら、とにかくカッコいい!
カラーはブラックをメインに、カーキやホワイトがあります。
黒って熱を吸収してしまうので、クーラーボックスには不向きな点もありますが、それでもカッコよくて欲しくなります。
コールマン(Coleman) エクストリームクーラー
参照:amazon
コールマンからは、コスパ最高の「エクストリームクーラー」をご紹介します。
蓋を含めた六面に発泡ウレタンが充填され、高い保冷力があります。
そして安い!
気軽にキャンプを始めた方にとって、ピッタリのクーラーボックスだと思います。
ちなみにフタにバックルがないのは、子供が中に入って出られなくなる事故を防ぐためです。
アメリカでそのような事故が多発したためで、全てのコールマンのクーラーボックスに採用されています。
でも、バックルがなくてもフタはしっかり閉まるので安心して下さい。
コールマン(Coleman) 54QTスチールベルトクーラー
参照:amazon
まさにクーラーボックス!と言える、コールマンの「スチールベルト」
保冷力は、前述したコールマンのエクストリームクーラーに若干劣りますが、それでも必要十分かと思います。
ボディにステッカーをペタペタ貼ったり、カスタムも楽しめ、自分だけのクーラーボックスに仕立てて愛着も湧きます。
カラーラインナップが豊富なので、自分好みの色をチョイスするのも楽しいです。
こちらはフタにバックルがついていますが、実際はフタを強く引き上げると開きますよ。
ただし、バックスは壊れやすいので要注意です!
イエティ タンドラ45
参照:amazon
2006年に誕生した、プレミアムクーラーブランドのYETI「タンドラ」。
5cm厚にもなる発泡ウレタンを注入し、ぶっ飛んだ保冷力を持ちます。
とにかく値段が高い(!)です。
それでも所有したくなる魅力にあふれています。
真空断熱パネル
クーラーボックスの中では1番断熱効果に優れ、発泡スチロールや発泡ウレタンに比べて数十倍の性能を持ちます。
主に釣具メーカーが販売しているクーラーボックスに多く採用されています。
発泡ウレタンは、断熱材の量が増えると重量が増してしまうことがネックでした。
しかし、真空断熱パネルを使用したクーラーボックスは発泡ウレタンを使用したものに比べて軽いのが特徴です。
[シマノ] クーラーボックス 22L アイスボックス Pro
参照:rakuten
釣具メーカーのシマノが、アウトドア向けに作った「ICE BOX 」シリーズ。
中でも真空断熱パネルを使用したモデルの保冷力はハンパないです。
3面真空パネル採用のELは、22Lで4.5日間、30Lで6日間。
6面真空パネル採用のProは、22Lで6.5日、30Lで10日間とブッとんでいます。
シマノ ICEBOX 保冷力の比較
参照:rakuten
発泡ウレタンのみを使用したクーラーボックスに比べて、真空断熱パネルを使用したものは軽いので、持ち運びもしやすい。
釣り用のクーラーボックスって白が多いイメージですが、アウトドア向けにデザインされただけあって、カラーリングもカッコいいですよね。
値は少し張りますが、一生モノです。
ダイワ(DAIWA) クーラーボックス プロバイザーHD ZSS2700EX
参照:amazon
真空断熱パネルを6面に採用した「プロバイザー」
こちらもシマノの製品と同様、蓋を取り外すことができ、お手入れが楽です。
海外の肉厚クーラーボックスもカッコ良いですが、日本製のクーラーボックスの性能はハンパないです!
ポータブル冷蔵庫も便利です
4万円も5万円もするハードクーラーも良いですが、それ位の価格になると、ポータブル冷蔵庫も買えるので、比較検討しても良いと思います。
クーラーボックスで氷を作ることはできませんが、ポータブル冷蔵庫ならそんなことも可能です。
マキタ 充電式保冷温庫CW180DZ
参照:amazon
3way電源を採用し、マキタのバッテリーが使えるので電源がない場所でも使用できます。
ただし、周りが暑いとバッテリー消費が大きいので要注意です。
冷やすことはもちろん、温めることもできるので、冬場はホット保温庫としても使用できます。
収納力は少し低いのですが、ソフトクーラーと合わせて使用すれば問題ありません。
Goture 35L 車載冷蔵庫 -20℃~+20℃調整 冷凍庫【2室独立温度制御・バッテリー内蔵】35リッター
参照:amazon
釣具メーカー「ゴチュール」のポータブル冷蔵庫。
こちらは収納力も大きく、冷凍も冷蔵も同時にできる凄いやつです。
バッテリーを内蔵し、スマホのアプリでコントロールや温度の確認もできちゃいます。
価格もポータブル冷蔵庫の中では手頃なので、これは1番かなと思います。
PowerArQ ポータブル冷蔵庫 ICEBERG2 車載冷蔵庫
参照:amazon
アウトドア向けのカラーリングがかわいいポータブル冷蔵庫です。
こちらは2way電源なので、別途ポータブル電源が必要になります。
ポータブル電源については、こちらの記事に詳しく書いています。
でもデザインは良いし、お手頃価格でかなり気になる一台です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
どれも本当に良いものを厳選しました。
今回紹介したものを選んで貰えば、ファミリーキャンプでは問題ないと思います。
さらに、所有満足度も高いものばかりなので、持っているだけでも楽しいし、キャンプで実際に使ってさらにその魅力に気がつくと思います。
この記事が、あなたのクーラーボックス選びの参考になれば嬉しいです。
ぜひあなたにピッタリのクーラーボックスを見つけてください!
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