せっかくクーラーボックスを買ったけど、思ったより冷えない、すぐ温まってしまうなんて感じていませんか?
性能が高いクーラーボックスなら、それなりに期待通りの保冷力を発揮してくれます。
しかし、年に数回しか行かないようなキャンプに「高価なクーラーボックスは買えない」って家庭も多いと思います。
でも安心して下さい!
安いものでも性能を上げるコツがあるんです。
今回は、クーラーボックスの保冷力を上げるために出来ることをお話しします。
詳しいクーラーボックスの選び方については、別の記事にまとめてあります。
クーラーボックスの種類と性能の違い
まず、クーラーボックスの種類や性能の違いについておさらいします。
クーラーボックスにはソフトクーラーとハードクーラーがあります。
ハードクーラーはさらに素材の違いから、発泡スチロール、発泡ウレタン、真空断熱パネルに分けられます。
保冷力が高い順に見ると・・・
- 真空断熱パネル
- 発泡ウレタン
- 発泡スチロール・ソフトクーラー
となります。
一般的にハードクーラーボックスに比べて「ソフトクーラーボックスは保冷力が劣る」と言われています。
しかし、技術の進歩によりハードクーラーボックスよりも保冷力が高いソフトクーラーボックスも増えてきています。
オススメのクーラーボックスについては、別の記事にまとめてあります。
クーラーボックスの保冷力を上げる8つのポイント
一般的に「クーラーボックスの値段が上がるにつれて、性能も上がっていく」傾向があります。
性能が良いに越したことはありませんが「そんな高いもの買えない」って場合も多いと思います。
年に数回しかキャンプへ行かないし、2泊も3泊もするわけではないし、そんなにお金をかけるなんて難しいですよね。
そんな時は、これから書く8つのポイントに注意することで、しっかりとクーラーボックスの性能を引き出すことができます。
クーラーボックスを事前に冷やしておく
常温のクーラーボックスをいきなり使おうとすると、クーラーボックス本体を冷やすために保冷剤の冷気が使われてしまいます。
厳密に言うと、クーラーボックスの熱を保冷剤が吸収して保冷剤の温度が上がってしまうんです。
そのため、保冷剤の寿命が短くなり、思うような冷却効果が出なくなってしまうんです。
これを防ぐために、使用する半日〜1日前に、あらかじめ氷や保冷剤を空のクーラーボックスに入れて、庫内を冷やしておく必要があります。
こうすることで、食材や飲み物を入れても、クーラーボックス内の温度の上昇を防ぐことができます。
複数のクーラーボックスを併用する
ひとつのクーラーボックスに飲み物と食材を入れていると、飲み物を出し入れしたり、探し物をするのにフタを開けている時間が長くなってしまいます。
フタを開けている時間が長くなると、クーラーボックス内の冷気が逃げてしまい、どんどん庫内の温度が上がって行ってしまうため、保冷力が低下する原因となります。
飲み物と食材のクーラーボックスを分けることで、フタの開け閉めが少なくなるため、冷気を逃しにくくなり、保冷力を保つことができます。
銀マットや銀バッグを中に使う
銀マットや銀バッグを使うことで、クーラーボックス内にもう一枚熱を遮る壁ができるため、庫内の熱を逃しにくくするだけでなく、外からの熱も伝わりにくくする事ができます。
こちらも使用する前に、あらかじめ冷やしておくと良いです。
凍らせることができる食材は凍らせておく
翌日に使うものや、キャンプ場に着いて解凍すれば良いものは、あらかじめ凍らせておくと良いです。
その凍らせた食材自体も、保冷剤として機能してくれます。
なるべく隙間を作らない
参照:amazon
クーラーボックス内に隙間があると、空気が入り込み、冷気を奪ってしまいます。
なるべく食材や飲み物の間に、隙間を作らないようにしましょう。
とは言え、隙間が埋まらない時は、保冷剤や水を凍らせたペットボトルなどを使うのがオススメです。
保冷剤を効果的に使う
冷気は上から下に流れていきます。
そのため、保冷剤はクーラーボックスの上部に置くのが最適です。
とは言え、上部だけに置いて庫内全体を冷やせるかと言うと、冷気が下まで届かない場合があります。
そのため、保冷剤は下にも設置して、上と下でサンドイッチの状態を作りましょう。
また、クーラーボックス内を食材ごとに仕切りで分けると、取り出しやすくなります。
その時、保冷剤を仕切りに使うと便利です。
長持ちする保冷剤を使う
参照:amazon
言うまでもなく、保冷剤は冷却時間が長いものを使うのがオススメです。
適当に保冷剤を選ぶのではなく、冷却温度や持続時間をしっかりみて購入しましょう。
ちなみに、意外や意外(!)ペットボトルに水を入れて凍らせたものが持続時間が1番長かったりします。
氷が溶けたら飲料水として飲むこともできるし、捨てても大丈夫なので帰る時は身軽にできます。
保冷剤で一番のオススメは、血液輸送のために開発された技術を使用して作られた保冷剤「クーラーショック」
冷却効果はロゴスの「氷点下パック」に譲りますが、クーラーショックは保冷時間がとても長いのでオススメです。
クーラーボックスを置く場所は要注意
参照:amazon
クーラーボックスは断熱材で中を保冷しているとは言え、外気の影響も受けます。
そのため、直射日光が当たるような場所に長時間置いていると、クーラーボックス自体が熱くなってしまいます。
そのため、日陰に置くようにしましょう。
また、地面も熱を持っているので、地面に直置きしないようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
クーラーボックスの正しい使い方って、意外と知られていないことが多いです。
正しくクーラーボックスを選んだとしても、正しく使わなければ保冷力は発揮できません。
また、それほど高価ではないクーラーボックスでも、正しく使えば普通のキャンプでは十分です。
今回ご紹介したクーラーボックスの使い方を実践して、楽しいキャンプにして下さい。
この記事がお役に立てば幸いです。
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