最近、若い人を中心に「スーツにリュック姿」の人を通勤時に多く見かけるようになりました。
世間ではファッション専門家の方々を中心に「ナシ」と言う意見が多いですが、個人的には「大アリ」です。
でも、「やっぱりスーツにリュックは受け入れられない」と言う人もまだまだたくさんいます。
特に仕事で人に会う場合には、そんな地雷を踏まないように注意が必要です。
とは言え、ダントツで機能性・快適性は高いので、たとえ「ダサい」と言う声があってもスーツにリュックの流行は止められないでしょう。
では、スーツにリュックを背負う際の注意点や、どんなリュックを選べば良いか見ていきましょう。
なぜスーツにリュックはダメと言われるのか
街中では、スーツにリュック姿の人を多く見かけるようになりましたが、未だに意見は真っ二つです。
「彼を知り己を知れば百選危うからず」と言う事で、なぜスーツにリュックがダメなのか、そのワケを見てみましょう。
「スーツにリュック」を受け付けない人は多い
フォーマルな服装なのに、リュックはスポーティーな印象があるのでチグハグな印象を持たれてしまいます。
特に、あなたが携わる仕事によっても見られ方は変わってきます。
業種によって「堅い印象が大切にされる業界」なのか、「柔らかい印象でも良い業界」なのかで印象は変わります。
例えば銀行や証券などの金融系は、お金を扱う性質上「信頼性」が一番です。
また医療に関わる製薬や病院・薬局なども、健康に関わる業種なので、同様に注意が必要です。
保守的な業種・業界で仕事をしている場合は、スーツにリュックは軽い印象を与えてしまうので、変だなと思われてしまう可能性大です。
このような場合は、やはりフォーマルなスタイルの方が相手に安心感を与える事ができます。
キャリアが低く見られる
例えば、リュック姿の人とビジネスバッグ姿の人が一緒にいたら、どちらが上司に見えますか?
ビジネスマンは、やはり見た目も重要になります。
ある程度の年齢やキャリアになったら、人の目にも注意しなければなりません。
スーツが傷む、シワになる
肩や背中、身頃がリュックで擦れてしまい、スーツは確実に傷みます。
特に肩はストラップで擦れて、肩パッドがヘタってしまいます。
(ただ、肩掛けカバンよりはマシかもしれません。)
また、高級スーツやオーダーメイドのスーツには避けた方が無難です。
綺麗な生地に見えるように細い糸で作られているものも多く、せっかく高いお金お掛けてカッコ良いスーツを仕立てたのに、傷んでしまってはもったいないですよね。
以上のことから
堅い業界の人
営業で新規のお客様にたくさん会う人
それなりの年齢、キャリアの人
スーツを傷めたくない人
このような人は、スーツにリュックは避けた方が良いでしょう。
スーツにリュックのスタイルは過渡期?
しかし、街を見るとリュックの人はとてもたくさんいますし、ビジネスリュックのラインナップもどんどん新しいものが増えています。
現在は、いわば「過渡期」と言えると思います。
みんな今までの慣習にとらわれて、スーツにリュックが受け入れられないんだと思います。
スーツの文化って割と保守的です。
ノーネクタイも最初は違和感がありましたが、みんなもう見慣れましたよね。
スーツにリュックというスタイルは、今はまだ意見は分かれてしまいますが、徐々に受け入れられていくと思います。
営業や外回りによく出る人なら、通勤時はリュックで営業や外回り、社外の人と会う場合はビジネスバッグを使うというように使い分ける方法もあります。
スーツにリュックというスタイルのメリット
たくさん荷物を持っても手が痛くならないし、身体にかかる負担が少なく、楽に移動することができますよね。
また、万が一災害が起きても、両手が自由に動くのでとても便利です。
ビジネスバッグの場合、どうしても片手がふさがってしまいます。
リュックなら、傘を差しながら買い物袋を持つこともできますし、自転車通勤なんかも余裕でできちゃいます。
業務上、特に問題がないのであれば、リュックはめちゃくちゃ便利です。
ビジネスリュックを選ぶポイントや注意点
とは言えリュックなら何でも良いわけではありません。
スーツにリュックは変と言われつつも、それでも合いそうな素材や形を選んだ方が吉です。
ポイントは4つ「素材」「色」「形」「容量」です。
- 「素材」はナイロンもしくはレザー
- 「色」は、黒、ネイビー、ブラウン
- 「形」はなるべくスクエアなもので、余計な装飾がついていないシンプルなもの
- 持ち運ぶ荷物の量に応じた「容量」のものを選ぶ
この4つのポイントを押さえれば、スーツでも違和感のないリュックとなります。
オススメのビジネスリュック
星の数ほどあるビジネスリュックですが、種類が多すぎて選べないと言う場合は、以下のおすすめを参考にして下さい。
Aer DayPack2
「Aer」は、2014年にサンフランシスコのベイエリアを拠点に、ジムとオフィス向けバッグを一つの現代的なデザインで作ることを目的としてスタートしました。
耐久性が高く、機能的でシンプルなデザインが売りで、とてもカッコよく使いやすいリュックです。
個人的にはこちらのデザインも好きです。
このように、ビジネスだけでなくプライベートでも使いやすい、シンプルで美しいデザインかつ便利なので、一度使ったら他のものは使えないという人が多いのも納得です。
また、シューズを入れることができるモデルもあり、仕事終わりにジムへ行く人なんかはとても便利だと思います。
仕事道具を入れる十分な量を確保しつつ、ジムの道具を入れられるなんて、Aerのリュック以外ありません。
ザ・ノースフェイス「 SHUTTLE DAYPACK」
ザ・ノースフェイスといえば、アウトドアグッズが一般的ですが、しっかりビジネス向けのリュックも作っています。
ビジネスシーンに合うように、形や容量など作り込まれているのが「SHUTTLE DAYPACK」シリーズです。
コーデュラ(R)ナイロンという光沢があり高級感のある素材を生地に使用し、とてもシンプルなデザインです。
人言工学に基づいて作られた背面パネルやショルダーベルトのおかげで、他のリュックに比べて疲れにくいというのも特徴です。
荷物がそれほど多くなければ、「SHUTTLE DAYPACK SLIM」の方が、コンパクトでマチが狭いので背負った時のフィット感も良いので、見た目は良いかなと思います。
また、「SHUTTLE DAYPACK」は収納力が高いので、荷物が多い人にはオススメです。
吉田カバン 「PORTER HYBRID」
30代〜40代の人であれば、「吉田カバン」に馴染みが深い人は多いと思います。
「ポーター」と言えばMA-1の素材を使用した「TANKER(タンカー)」シリーズが有名ですが、ビジネスリュックのラインナップも豊富に揃っています。
「PORTER HYBRID」は、ベーシックモデルとして親しまれており、メイン収納部は、B4サイズがぴったりしまえるサイズ感。広めにとられたマチ幅で、厚みのある荷物も収納可能です。
撥水加工もされているので、雨に濡れても中身は安心です。
さらに、「PORTER EVO」はタンカーシリーズを彷彿させるナイロン生地が表面に使用されており、とても軽いのが特徴です。
普通ナイロン生地のリュックなんて安っぽく見えてしまいますが、こちらは高級感もあり、とてもスタイリッシュです。
Ace. 「ガジェタブルWR」
「Ace.」は、1940年に鞄メーカーの「新川柳商店」として、大阪で創業したブランドです。
当時業界で初となるナイロン・合成皮革のデラクール素材のカバンを開発し、長年ビジネスマンの御用達ブランドとして人気があります。
2006年には、スーツケースで有名な「ゼロ・ハリバートン」を買収し、業績も右肩上がりのブランドです。
ただ「便利だろう」とポケットを増やしたりするのではなく、なぜ必要なのかを考え抜いて作られているので、機能性がとても高いのが特徴です。
満員電車内では、マナーとしてリュックは前持ちが基本ですが、その際にもポケットから物が出しやすかったり、内側に折り畳み傘や、ペットボトルなど収納する専用ポケットがあったり、他に比べて機能性は抜きん出ています。
素材違いのモデルもあり、初めてビジネスリュックを買うという場合でもハズレがなく、安心して購入できます。
アネロ 「NESS 3WAY スクエアリュック」
2005年に大阪で誕生した鞄メーカーです。
2015年には、「口金リュック」がママさんバッグとして大流行しましたが、ビジネスリュックもしっかりラインナップされています。
一番の特徴は、他にも負けない機能性を持ちながら、とてもリーズナブルなところ。
さらに、縫い目が見えないシームレスなデザインで、カジュアルな雰囲気が抑えられ、スーツに合わせても問題ないモダンで高級感も持ち合わせています。
イズイット 「サフィール ビジネスバッグ B4 3WAY」
3wayバッグとして使える物の場合、ハンドル部分がしっかりした物でないと型崩れが起きたり、取ってつけた感が出てしまいます。
また、リュックにした際はハンドル部分の存在感が出てしまうと、美しくありません。
その点このイズイットのバッグは、しっかりしたハンドルがついていますが、リュックにした際は綺麗に収納できて、とてもオススメです。
HILLSIDE(ヒルサイド) 「MERIDIAN NANO」 一瞬でバックパックになる 新感覚 3WAYビジネスバッグ
一瞬でショルダーバッグからリュックに変形できる面白いバッグです。
大事な商談が終わったら、一瞬でリュックにして移動するなんて忙しいビジネスマンにうってつけです。
2018年11月にMakuakeのクラウドファンディングで出資が開始され、あっという間に目標金額を達成しました。
見た目はレザーで、本格的なビジネスバッグと言った装い。
フルグレインレザーと呼ばれる皮革輸入全体の3%しかない非常に希少な革が使われており、少し重いのが難点ですが、背負ってしまえばそれほど気になりません。
動画のように、実に鮮やかに持ち方を変えることができます。
また、レザーなので経年劣化も味となり、長く使えると思います。
GLEVIO(グレヴィオ) 「ビジネスリュック」 大容量 USB 拡張機能付き
Amazonのレビューで高評価がダントツで多いリュックです。
シンプルなデザインで、スーツとの相性も抜群!
ノートパソコンの収納はもちろんのこと、USBポートがついており、歩きながら充電もできちゃう優れものです。
価格も一万円以下と、リーズナブルですが容量も十分。
Amazonで評価が高いのも納得です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
一度でもリュックにしてしまうと、その利便性と快適さから他のバッグに戻ることができなくなってしまいます。
しかし、自分の利便性だけを求めるのではなく、相手への配慮も忘れてはいけません。
相手やTPOに合わせて、カバンや持ち物、服装なども柔軟に対応させていくことが必要だと思います。
色々制約はありますが、ぜひあなたもスーツにリュックの通勤スタイルをしてみて下さい!
きっと元には戻れなくなるはずです。
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