「良い時計ないかなぁ」と物色していると、ちょいちょいAbout Vintage(アバウト ヴィンテージ)というブランドを目にします。
パッと見た感じは、高級時計と比べても引けを取りません。
だけど価格はかなり手頃で、気になりますよね?
一部では「ダサい」とか「この価格で品質は大丈夫なの?」なんて声も聞こえますが、どんな時計なのか見てみましょう。
About Vintage(アバウトヴィンテージ)とは
北欧デンマークの首都コペンハーゲンで、2014年に創設された時計ブランドです。
創設者は幼馴染の Thomas と Sebastian で、ともに時計愛好家。
2人は人生の転機となるような特別な節目を、ラグジュアリーでハイクオリティーな時計で祝いたいと思っていたそうです。
確かに、学校を卒業した時とか就職した時、出世した時に新しい時計を身につけると新たな気分になりますよね。
少なからず誰もが抱く、「夢」見たいなものだと思います。
しかし、毎回そんな高級時計なんて買っていられません。
「それなら自分たちで作っちゃえ」と言う事でアバウトヴィンテージがスタートしました。
「金庫で保管される程の価値のある腕時計を良心的な価格で製作する」という庶民の味方のようなコンセプトで、じわじわと人気が出てきています。
About Vintage(アバウトヴィンテージ)の良いところ
アバウトヴィンテージのターゲットとなる年齢層は30〜40代&洗練された20代とされ、幅広い年齢層で使うことができます。
そんな幅広い年齢層の人たち全てにオススメできるポイントは3つ!
アバウトヴィンテージのオススメポイント
- デザイン
- 品質
- 価格
それぞれオススメの理由を書いていきます。
デザイン
その名の通り、ヴィンテージ時計をベースにしているためスッキリとしたデザインが魅力です。
流行に左右されないので、オン・オフ関係なく使うことができますよね。
多くのモデルにはサファイアクリスタルガラスを使用したドーム型の風防が使用されていて、
針やインデックスのデザインもヴィンテージ時計のような小慣れた雰囲気をかもし出しています。
品質
アンティークやヴィンテージ時計と違い、現在の基準で作られているため、特に気を使わずに扱えます。
安価ながら価格以上の高級感があり、実際のヴィンテージ時計と違って壊れにくいため気兼ねなく使うことができます。
時計の心臓部であるムーブメントには、「スイス製」や「日本製」が使われていて、
ケースには高級時計だけでなく医療用のメスやハサミにも使われる「316Lステンレス」を使用。
これだけでも、時計愛好家も納得の充実したスペックを備えています。
アバウトヴィンテージは、こうした細かい部分についても公開しており、About Vintage公式のホームページで確認することができます。
価格
ブランドコンセプト「金庫で保管される程の価値のある腕時計を良心的な価格で製作する」のとおり、多くの人が手に入れやすい価格です。
また、ビジネスシーンで高価な時計は嫌味っぽくなってしまうため、アバウトヴィンテージは特に適していると言えます。
他の北欧時計と比べてやや高い印象はありますが、その分しっかり作り込んであると思います。
作り込みに妥協は感じられません。
アバウトヴィンテージの公式ホームページでは無料でケース裏面に文字を入れてくれるサービスを行なっています。
名前やイニシャル、メッセージなど入れれば、世界に1つだけ、あなただけの時計が完成します。
あこがれの機械式時計が驚きの価格で手に入る!
時計のムーブメントには電池を使用する「クォーツ」と、巻き上げたぜんまいがほどける力を動力にする「機械式」があります。
一般的に「クォーツ」の時計は比較的リーズナブルに手に入れる事ができます。
「機械式」は多くの高級時計に使われ、電池交換の心配がいりません。
ただし機械式時計は、小さな歯車や極小の部品などが多数使われ、構造が非常に緻密です。
そのためステータスや資産価値ぎ高く、価格が高くなってしまうのが特徴ですが、アバウトヴィンテージでは7万円ちょっとから手に入れることができます。
アンティークとヴィンテージの違い
古い時計の事を「アンティーク時計」とひとくくりにして呼ぶ事が多いと思います。
それぞれ語源は違って、「アンティーク」はラテン語、「ヴィンテージ」はもともとワイン用語で語源はフランス語です。
厳密な決まりがある訳ではないのですが、「アンティーク」は製造から100年以上経過したもの。
「ヴィンテージ」は製造から20年以上経過したものというような違いがあります。
アンティーク家具とか、ヴィンテージワイン、ヴィンテージギターなんて良く言いますけど、言葉の違いがわかると「なるほど」って思いますよね。
アバウトヴィンテージの購入は公式ホームページから
アバウトヴィンテージは、現在Amazonや楽天での取り扱いがありません。
(以前は取り扱われていましたが、いつの間にかなくなっていました。)
おそらく無駄な仲介費や輸送費を抑えて、低価格を実現させているからでしょうね。
公式サイトへはこちらからどうぞ!
どうしても実物を見てから購入したい場合は、日本では2つの代理店があります。
(ただし、希望のモデルがなかったり、割引やオマケがない場合もあるので要注意です。)
- DF Tokyo: 東京都渋谷区恵比寿西2-18-6
- WEBO House:兵庫県 神戸市中央区 下山手通4-7-17
アバウトヴィンテージの口コミ
実際に使っている人の声って、購入の大きな判断材料になるかと思います。
僕も購入してレビュー記事を書いているので、よかったら見てください。
まだまだ若いブランドなので、周りに使用している人も少ないですしね。
そこで、ネットの口コミを調べてみました。
アバウトヴィンテージの良い口コミ
公式サイトの商品レビューを見ると★5つが実に87%!
逆に★1つは0%と、購入され方のほとんどはとても満足されているようです。
HAPPYさん 1969 Petite, Steel / White
「お気に入り」
シンプル&スッキリで、どんなシーンにも合いそうです。メッシュのベルトは春、夏用にもう一つは秋、冬用に使い分けようかと思っています。無料の文字入れも嬉しいプレゼントでした。
T.SUZUKIさん 1815 Chronograph, Steel / Green Sunray
「最強のコスパ」
付け替えベルトも付いているため、幅広いシーンで使いやすい。しかもデザインもしっかりしたクロノグラフで、5万円以下とは思えない
RYO Sさん 1969 Vintage, Steel / White
「想像以上の高級感」
高級感のある丸みを帯びたサファイアガラスや、落ち着いた色合いの革ベルトが気に入りました。針は見る角度によって色合いが変わり、魅力的なデザインでした。
匿名 1815 Chronograph, Rose Gold / White
「買って良かった。」
写真で見るより文字盤が綺麗で感動しました。届くまでの対応も良く、また機会あれば購入したいです。ありがとうございました。
AKIRA N. 1926 At’sea, Steel / Blue Turtle Vintage
「1926」
HPで見るよりも質感が高くとても満足しています。ついもう一本欲しくなってしまう様な、そんなブランドです。
匿名 1960 Racing Chronograph, Steel / Midnight Blue
「about vintageの世界」
北欧のクロノグラフは2本目になります。
1本目はヴィンテージ感が前面に出ていて分かり易いデザインでしたが、1960レーシングのミッドナイトブルーは一見オメガのスビマスのオマージュ?と感じてしまいましたが、使い込むうちに単なるヴィンテージデザインの落ち着き以外の、独特のたたずまいに愛着の1本となりました。
aboutvintageの世界。はまったみたいです。
MASAYUKI.D 1960 Racing Chronograph, Steel / Off White & Black
「仕事にも遊びにも両方あればOK!」
レーシングクロノは、オールブラック含めて3種とも購入しましたが、価格も手頃で、品質もとても良いです。
ストラップの交換で更にどんな場面でも使えそうで、シンプルでとても良いデザインだと思います。
3本並べると、思わずニヤついてしまいますね。
アバウトヴィンテージの悪い口コミ
アバウトヴィンテージの悪い点・気になる点は、ネットで調べてもほとんど出てきません。
購入した人はおおむね満足しているようですが、その中でも気になる点はあるようです。
以下、公式ページのレビューから
KONOSUKE F. 1844 Chronograph, Steel / Black
「ウォッチベルトのクオリティについて」
時計本体はなかなか厚く、表は魚眼レンズ、または虫メガネのような違和感のある作りになっており、備え付けベルト及び無料で付属してくるベルトにおいても革製のものに関してはかなり安っぽさのある品質だった。
特に、クロコダイル革調の革製ベルトは非常に模様の入れ方にチープさを感じた。
僕自身が購入したものは、そのような印象は受けませんでした。
好みの問題もあると思いますが、価格帯で考えると仕方がないのかなとも思います。
商品が届いて実際に見てみて、思ったよりも印象が悪ければ「替えベルト」を別途購入するという手もあります。
YOSHIMI R. 1969 Vintage, Gold / White
「全体的によかったけどベルトが短かった」
腕時計自体のデザインや仕上がり
格納箱のデザイン諸々含めていいものであると思います。
しかし、腕時計のベルトが短くて、
ちゃんと閉まらないので、地元の腕時計店で
ベルトだけ買い替えようと思います。
ケースの大きさによって、ベルトの長さが変わってしまうモデルがあるので要注意です。
1969 Vintage, Gold / White
39 MM: 幅20MM、長さ19 CM / 手首周り 15 – 20 CM
36 MM: 幅18 MM、長さ17 CM / 手首周り 13 – 18 CM
長さが2cm違うって結構アレですよね。
また、まれに時計を買うと秒針がズレている事があります。
KAZUFUMI H. 1815 Seasar Chronograph, Rose Gold / Brown Seasar
「素敵な時計です」
デザインは素晴らしいと思いますが、クロノグラフの秒針が最初から12時よりわずかにズレている状態です。気になってしまい非常に残念です。
これに対して公式からの返答は
>> が返信しました
ご購入頂いた クロノグラフは機械式ではありませんが、それでも点検確認をたまにして頂く事をお勧めします。以下の方法で、現在の問題も解決されるのではないかと思います。
・リューズ(3時位置ボタン)を、時間を調整するように引っ張り出す。
・2時位置のボタンを押し続ける。
・ストップウォッチの秒針がほぼ2周する頃、11時/55分の位置に来たら、2時位置のボタンを離す。
・2時位置のボタンを秒針が12時位置ピッタリに戻るように、クリックする。
・リューズを押し込む。
・2時位置のストップウォッチ機能をスタートさせて、もう一度押して止める。
・4時位置のボタンでリセットする。
・これで調整完了です!こちらでビデオもご用意しているので宜しければご覧ください。
https://jp.aboutvintage.com/pages/tutorials?switch上記でも問題が解決しない場合などは、お手数ですが japan@aboutvintage.com へメールをいただきますようお願いいたします。
このように疑問点に対する問合せの返信はもちろん、返品や交換についてもしっかりと対応してくれます。
海外ブランドですが、サポート体制がきちんとしているのってすごく安心ですよね。
アバウトヴィンテージはダサい?
アバウトヴィンテージを検索すると、2つめに「ダサい」というキーワードが出てきます。
でも、この価格帯の時計の中ではしっかり造り込みされており、北欧デザイン特有のスッキリとしたものになっているため、ダサいという印象は受けません。
実際に悪い口コミがほとんどないので、自信を持ってオススメできる時計です。
ただし、ロレックスやオメガなどブランド時計をしている人の前では、やはり引け目を感じてしまいます。
(そりゃ誰だってお金があればロレックスやオメガ欲しいよ!)
でも他人に見せびらかしたりするのでなければ、ある意味自己満足の世界なので、自分が気に入っているものが1番かと思います
ドラマで着用が多い
スタイリストのおかげなのかスポンサードしているのかわかりませんが、ドラマでの着用例が結構あります。
中島健人さん(SexyZone)
岩岡徹さん(Da-iCE)
瀬戸利樹さん
味方良介さん
赤楚衛二さん
前田公輝さん
本人が愛用しているかどうかに関わらず、ドラマの中でも実際に着用しているシーンを見ると、何だかイメージも湧いてきますよね。
アバウトヴィンテージの人気モデルを紹介
1815 CHRONOGRAPH
1844 CHRONOGRAPH
1969 VINTAGE
1926 AT’SEA
1820 AUTOMATIC
1971 AUTOMATIC
1969 PATITE
1960 RACING CHRONOGRAPH
個人的には1960 RACING CHRONOGRAPHが大好きです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
とても手に入れやすい価格帯ですが高級感もあり、仕事でもプライベートでもオススメです。
クロノグラフウォッチからダイバーズウォッチまでデザイン・機能共に多種多様な品揃えがあります。
あなたの時計選びに、この記事がお役に立てたらうれしいです。
コメント