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クリティカルシンキングで人生が変わる?凡人が天才を超える思考法!

最近よく聞くクリティカルシンキングについて知っていますか?

メンタリストDaiGoさんも「凡人が天才を超える唯一の思考法」と言って、昔から最も重要視しているそうです。

また、2020年の世界経済フォーラムにおいて「必要とされるビジネススキル」で第2位に選ばれています。

順位ビジネススキル
複雑な問題解決(Complex Problem Solving)
クリティカルシンキング(Critical Thinking)
想像力(Creativity)
人的マネジメント(People Management)
人間関係調整力(Coordinating with Others)

色々なスキルが必要とされている中で、クリティカルシンキングは世界的にも注目されており、これは身に付ける以外の選択肢はありません。

クリティカルシンキングを使いこなす事で、「客観的に物事を考える力」がつくと共に、ビジネスだけでなく日常生活でも「コミニケーション能力が上がる」と言われています。

ではクリティカルシンキングとは一体どんな物なのか、解説していきます。



目次

クリティカルシンキングとは?

クリティカルシンキングとは、直訳すると「批判的な思考法」と言う意味です。

  • 物事の本質はなんなんだろう?
  • 本当の目的は何なんだろう?
  • 本当にこの結論は正しいのか?

と言うふうに、物事を客観的に考える思考法です。

「クリティカル」と聞くと、ゲームの「クリティカルヒット」とか「会心の一撃」なんか思い出しますが、クリティカルシンキングはその手のモノとは意味が違います。

「クリティカル」を直訳すると「危機的な」とか「致命的な」と言う意味ですが、他にも「批判的な」と言う意味もあります。

ただし、クリティカルシンキングは決して「物事を否定的する」ということではありません。

自分が持っている視点や考えは置いておいて、「物事を違う角度から見て評価し、上手くいくか判定する」と言うようなイメージです。

何となく分かってきましたか?

この思考法を使うと、固定観念や既成概念にとらわれず、物事の本質を見極めることが出来るようになります。

ロジカルシンキングとの違い

世界中に様々な思考法がありますが、とてもメジャーな思考法であるロジカルシンキングと比較してみます。

ロジカルシンキングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にして下さい。

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ロジカルシンキングは、「物事の筋道を立てて、順序立てて考える」思考法です。

物事を分解し、わかりやすく整理する事が出来てとても便利な思考法なのですが、時々「説明の筋は通っているけど、考えが偏っている」という場合があります。

ロジカルシンキングの結論が偏ってしまった例

例えば、「オレはモテない」という問題を考えた時

前提が「見た目が悪いからモテない」としてしまうと

→ファッションがイケてない
→顔が不細工
→髪型が悪い

というふうになってしまいます。

一見筋が通っているように見えますが、そもそも前提が間違っていますよね。

実は見た目はそれほど問題ではなく、

  • 自分の気持ちを優先してしまっている
  • 気配りができない
  • 相手の気持ちを考えない

という原因があるのかもしれません。

この様に、固定観念や既成概念にとらわれて考えが偏っていると、間違った結論が出てしまうんです。

対してクリティカルシンキングは、「物事の本質を見極める」思考法です。

問題の前提が合っているのか、目的は何なのかと考えながら結論を導いていくので、偏りを防ぐ事ができます。

クリティカルシンキングで考えの偏りを防ぎながら、ロジカルシンキングで深掘りすることで、より客観的で精度の高い結論を出す事ができます。

クリティカルシンキングを実践する際に、注意する3つのポイント

クリティカルシンキングを実践する際に、注意しなければいけないポイントが3つあります。

周りの意見を聞く

周りの意見を聞かない人は、自分の知識や経験にとらわれて物事を見てしまい、偏った思考になっています。

要するに、客観性が足りないんです。

例えば・・・

来期の売上目標を立てる会議の際「今期の売上が下がったのは客数が足りないからだ!もっと特売をやって客数を増やそう」とAさんが言いました。

一方Bさんは「いや、商品訴求が出来ていなかったので、客単価が下がったからでは?」と意見しました。

しかしAさんは「客数が伸びなきゃ売上が上がらないじゃないか」と意見を曲げません。

実際は客数も商品訴求もどちらも大切なことですよね。

この会議の前提は「売上を伸ばすこと」のはずです。

しかし、AさんもBさんも意見を曲げず「どっちの意見が正しいのか」と言う議論になってしまったんです。

この様に、客観的に物事を見れないと時間の無駄になってしまうばかりか、結論が出ないと言うことになってしまいます。

人の話を鵜呑みにしない

多くの日本人は、人の意見をそのまま鵜呑みにしてしまう傾向があります。

日本の教育は公式を覚えたり、史実を覚えたり、信じさせる教育がほとんどで、疑うと言うことに慣れていない人が多いんです。

右にならえで、みんな同じ事をしなければいけないと言う固定観念が日本人には植え付けられています。

これは「災害時でもきちんと順番を守る」とか「礼儀正しい」とか、ある意味日本人の美点とも言えますが、ビジネスの世界では足かせになります。

例えば、上司の言う事をよく聞く人って、一見素直で良い部下のように見えますが、「上司は常に正しい」などと簡単に信じてしまうと言うのは、思考停止になっている状態です。

上司に頼まれたまま仕事をしたけど、実は上司が意図するものと違ったなんて経験ありませんか?

例えば・・・

「次回の会議で使いたいから、先月分の受注データをまとめておいて」と言われ、素直に「受注件数のデータ」だけをまとめた資料を作りました。

しかし、実際に会議の場では様々な検証や意見交換を行います。

成約率や受注金額、保留の案件など分析に必要なデータが入っていないので、会議で使えない資料になってしまった・・・。

なんて事が起きてしまうかもしれません。

これは、単に指示を聞いて満足してしまったために起きた失敗です。

「一を聞いて十を知る」と言うように「なぜデータが必要なのか」「何に使うデータなのか」など、指示の目的を考えていなかったので、この様な事が起きてしまったんです。

人の話を聞くときは「結論」ではなく「理由」を考えなければいけません

他にも、テレビやネットで「ダイエットには〇〇が良い」と聞いて、そのまま実行して失敗してしまった。

「この教材を買えば稼げる」と言って高額な情報商材を買って失敗してしまった。

と言うような失敗を、数多くの人がしています。

これらは「本当にそうだろうか?」と、もっと話を疑えば失敗しなかったかもしれませんね。

結論が出たら必ず見直す

先ほどの「上司に頼まれて受注データの資料を作った」例では、資料を作って満足してしまい、データをまとめる理由上司の意図などを深く考えなかったために起きた失敗です。

自分なりに意見や考えが出たら、それに満足せず、他の人の立場に立って考えなければいけません

上司はこの資料を何に使うんだろう?

データを分析しやすくするためには、他にどんな情報が必要かな?

と言うふうに、客観的に見る事が必要です。

他にも、自社で利益率の高い商品を作ったけど、ユーザーの視点で考えられておらず、全然売れなかったなんてこともよく起きています。

  • 一生懸命仕事を頑張っているのに、なかなか成果が出ない
  • いつまでも出世できない

この様な人は、客観的に物事を見る事が出来ていないと言う傾向があります。

クリティカルシンキングを身につけるには

クリティカルシンキングを身につけるには、以下の3点を常に意識する必要があります。

物事の前提や目的を問う習慣をつける

相手の意見に対して思考停止にならずに前提を疑ったり、目的を問う事で、本当に必要な物であるかどうかを確かめましょう。

自分の意見や考えを疑ってみる

自分の意見や考えが「もしかしたら古いかも、間違っているかも」と批判的な思考で考えてみましょう。

自分以外の立場で考えてみる

自分なりに意見や考えを出すことが出来たら、そこで満足せず、自分以外の立場に立って客観的に考えてみましょう。

この3点を常に意識し、しっかり考えることで、クリティカルシンキングが身につきます。

まとめ

いかがだったでしょう?

クリティカルシンキングとは、固定観念や既成概念に捉われず、物事の本質を見極める思考法です。

日本の教育システムでは「自分の頭で考える」と言うことをあまり行っていないため、最初はちょっと難しいかもしれません。

「勉強ができる人≠仕事ができる人」が多いのは、自分で客観的に考える力が足りていないためです。

周りの意見を聞かない人、人の話を鵜呑みにしてしまう人、答えが出たら見直しをしない人は、クリティカルシンキングが足りない傾向があります。

クリティカルシンキングを身につけるには、

  • 物事の前提や目的を問う習慣をつける
  • 自分の意見や考えを疑ってみる
  • 自分以外の立場で考えてみる

この3つのポイントを常に意識することで、クリティカルシンキングが鍛えられていきます。

ぜひ普段から、自分の頭で考えることを習慣にし、クリティカルシンキングをを身につけてください。

きっと「必要とされる人材」になることが出来るはずです!


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