人生を楽しむには常に勉強が必要です。
スキルアップやキャリアアップはもちろん、趣味や普段の生活においても役立ちます。
でも、実際に社会人で勉強している人って、なんと3割程度だそうです。
総務省統計局が2016年に実施した「平成28年社会生活基本調査」では「1日当たりの学習・自己啓発・訓練の総平均時間は6分」と言う驚きの報告がされています。
確かに毎日働きながら、家で勉強するのは大変ですよね。
ましてや子育てもしてたら、なおさらです。
でも、今ではオンライン学習で気軽にすきま時間を利用して勉強できる時代になりました。
現在、オンライン学習サービスは個人向けから法人向け、特定の業種に特化した物などとてもたくさんあります。
今回は、現在日本でメジャーなオンライン学習サービス 5社 についてご紹介します。
オンライン学習サイトの特徴
勉強の方法は読書や通信講座、学校など様々ですが、今ではオンライン学習が一番人気です。
中でもUdemy、Schoo、ストアカ、Linkedinラーニング、グロービス学び放題の5つは、日本で多くの人が利用しています。
しかし、いざ選ぼうと思っても、どれが良いのか迷ってしまいますよね。
オンライン学習サービスの形式は、「講座型」と「スクール型」の2つに分けられます。
また、利用するための費用は、月額制のものや1講座買切りのものなどサービスによって異なります。
それぞれの特徴や利用料、メリットデメリットを見てみましょう。
Udemy(ユーデミー)
Udemy は、世界190ヵ国でサービスを展開する世界規模のオンライン学習プラットフォームです。
2010年にアメリカで誕生し、日本へは2015年4月よりベネッセと提携してサービスが始まりました。
185,000以上もの動画があり、受講者数は5,000万人と世界最大級です。
ジャンルは仕事に役立つビジネススキル、マーケティングや財務だけでなく、自己啓発やデザイン、音楽や写真、料理やDIYなどの趣味やフィットネスなど多岐に渡ります。
これだけの幅広いジャンルでこの動画数があれば、まず見たい物がないと言うことはないでしょう。
- 利用方法:講座買切り型
- 利用料:1講座2,400円〜24,000円
クーポンやセールがあり、0円から利用できる講座もあります。
メリット
講座数がとても多く、ジャンルが豊富
185,000件もの講座があり、ビジネスだけでなく趣味やライフスタイル系の講座も豊富
動画をダウンロードでき、オフラインでも視聴できる
いつでもどこでも動画を視聴できます。
頻繁にセールがある
24,000円の講座が90%OFFなんてセールがしょっちゅうあります。
返金保証あり
「買ってみたけどちょっと違うな」と言う場合は、返金対応可能です。
講座を修了すると修了証明書がもらえる
Udemyの有料コースを修了すると、修了証明書が発行され、友人、親戚、同僚に見せたり、就職活動に活用したりできます。
デメリット
講座の質にバラつきあり
一概に全ての講師が良いとは限りません。
中にはハズレの講座もあるので要注意です。
日本語の講座は、もう少し欲しい
字幕表示できるとは言え、まだまだ日本語の講座が少ない印象
買切りなので買って満足しがち
受講期限がないので、きちんと学習計画を立てる事がとても重要です。
schoo(スクー)
schoo(スクー)は、株式会社schooが2012年に開始した国内最大級の動画学習サービスです。
ビジネススキル、思考・自己啓発、OAスキル、プログラミング、マネジメント、SE・エンジニアなど、多種多様な学びを定額見放題で提供しています。
リアルタイムで授業を受けることができる「授業型」と、授業終了後にいつでも見ることができる「録画授業」の2つのコースがあります。
有名人や著名人が授業をすることもあり、コメントもやりとりすることができます。
- 利用方法:月額契約(利用制限のあるオープン会員は0円)
- 利用料:プレミアムプラン 980円(アプリから申込むと1,080円) ※0円で利用できるオープンプランもあり
メリット
月額は安いが、プロの話を聞けて質が高い
0円でも利用可ですが、980円のプレミアム会員になると過去の授業のアーカイブ(録画)をみることができます。
また有名人・著名人など講師も豪華です。
双方向授業でリアルタイムで質問ができる
生放送中に質問する事ができ、より積極的に学ぶことができます。
カテゴリーが豊富
ビジネスだけでなく、恋愛や育児に関するものもあります。
デメリット
講座の日程が限られている
講師は個人の方が多いため、日程に限りがあります。
あなたのタイミングと合わない場合もあるので要注意です。
体系的に学ぶのが難しい
基本的に講座は1回限りなため、継続的に学ぶことには向いていません。
講師の中にはステップ式の講座をしている方もいるので、探してみるのも手です。
ストアカ
参照:https://www.street-academy.com/
ストアカは、2012年にストリートマーケット株式会社がサービスを開始した、日本最大級の「まなび」のマーケットです。
誰でも教えたい人が先生として講座を開くことができ、学びたい人が受講することができます。
受けたい講座をカテゴリーから探して予約をし、対面・オンライン講座を受けるというシステムです。
- 利用方法:単発のオンライン講座
- 利用料:1講座1,000円〜
メリット
ちょっと学びたいと思った時に気軽に受講できる
単発で色々な習い事やレッスンが豊富にあるので、何か学びたいと思った時に受講できます。
少人数、マンツーマンで学べる
中には大人数の講座もありますが、基本的には少人数制。
講師から直接教えてもらえるので、とてもわかりやすいです。
デメリット
1回限りの講座なので、体系的に学べない
Schooと同様、基本的に講座は1回限り。
講座の日程と合わないとだめ
こちらもSchooと同様に、講師は個人の方が多いため、日程に限りがあるので要注意です。
LinkedInラーニング
LinkedInラーニングは、ビジネス系SNSのLinkedInが提供するサービスです。
前身は、1995年にアメリカで設立されたオンライン学習サービスのLynda.comで、2015年にLinkedInが買収し、LinkedInラーニングとして生まれ変わりました。
Lynda.comが保有していた講座をすべて引き継ぎ、現在では日本語動画コンテンツだけでも30,000以上あり、国内最大の規模です。
英語コンテンツも含めると500,000件!ものコンテンツを保有しており、多くの企業で社員研修としても導入されています。
内容は、ビジネスやIT、デザインなどの分野に特化しており、割と真面目な講座が多いのが特徴です。
語学やライフスタイル系の講座はありませんが、講師は最前線で働くエキスパートばかりなので、質が高く、すぐにビジネスに活かせるのが特徴です。
- 利用方法:月額、年間契約
- 利用料:月額契約:月3,229円(税込)、年間契約:月2,149円(税込)
メリット
動画は長いが、細かくセクションごとに見ることができる
Linkedinの動画は1〜2時間くらいありますが、目次が用意されていて、セクションごとに見たい時点からみる事ができます。
ラーニングパスで体系的に学べる
1つのテーマに沿って、次にどんな動画を見ればよいか纏まっているので、より深く体系的に学ぶ事ができます。
Linkedinでシェアできる修了証がもらえる
Udemyと同様、コースやラーニングパスを修了すると修了証明書が発行されます。
ビジネス系SNSのLinkedinでシェアすれば、転職やキャリアアップで活用することができます。
デメリット
英語コンテンツに比べて日本語コンテンツが少ない
口座数は圧巻の一言ですが、日本語の講座が少ないです。
とは言え、かなりの口座数あります。
字幕を見れば意味はわかりますが、やはり聞き慣れた日本語の方が頭に入ります。
オフラインで視聴できない
ネットワークの状況で、ストリーミングが遅延することもあるので、オフラインでも視聴できるとより良いと思います。
他のオンライン学習サービスに比べて利用料が高め
他のサービスに比べて利用料がやや高い印象があります。
グロービス学び放題
参照:グロービス学び放題
グロービス学び放題は、ビジネススクール「グロービス経営大学院」が運営するサービスです。
2016年8月に法人向けサービスが開始され、個人向けサービスは2017年3月から提供されました。
思考、戦略・マーケティング、組織・リーダーシップや会計・財務などビジネスマンに必須の知識を学ぶことができます。
もともとグロービスはMBA(経営学修士)プログラムを提供しているため、コンテンツの質が非常に高いのが特徴です。
様々な大手上場企業にも採用され、社員研修としても利用されています。
- 利用方法:半年契約、年間契約
- 利用料:半年契約:月1,834円(税込)、年間契約:月1,650円(税別)
メリット
初級編動画は1本あたり短く、要点がまとまっている
初級編は10分前後のものが多く、図解でわかりやすく説明されており、見識がない分野でもサクッと要点を学べます。
中級〜実践編になると1時間前後の講座になり、さらにより深く学ぶ事ができます。
理解度確認テスト付き
講座を見ただけで満足してしまうという事態を防ぐ事ができます。
オフライン視聴ができる
通信量を気にしなくて良いので、ありがたいです。
デメリット
途中退会できるが返金はできない
半年契約か年間契約の2択しかないので、月の途中で退会しても返金はありません。
講師に質問できない
リアルタイム講座ではないので、直接質問ができません。
オンライン学習サービスの各種概要と料金比較
一番肝心なことは、「継続して勉強できるかどうか」です。
あなたも経験したことがあるように、「1回勉強して完璧」なんてことはあり得ませんよね?
知識やスキルを定着させるためには、繰り返し勉強することが大切です。
それを念頭に置いて、サービスを選ぶことが良いと思います。
オンライン学習サービス比較表
Udemy (ユーデミー) |
Schoo (スクー) |
ストアカ |
LinkedInラーニング |
グロービス学び放題 |
|
掲載講座数 |
185,000件 |
4,600件 |
54,000件 |
500,000件 |
3,900件 |
登録者数 |
5000万人 |
30万人 |
53万人 |
7億人 |
10万人 |
入会金 |
0円 |
0円 |
0円 |
0円 |
0円 |
月額費用 |
1講座2400円~24000円 ※セールあり |
0円 ※月額プラン(980円)も有 |
1,000円~3,000円の講座が多い |
月額契約:月3,229円(税込) 年間契約:月2,149円(税込) |
半年契約:月1,834円(税込) 年間契約:月1,650円(税込) |
利用方法 |
動画買切り |
月額利用 |
単発のオンライン講座 |
月額利用 |
月額利用 |
カテゴリー |
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こうしてみると、それぞれ特徴がはっきりしますよね。
最近では社員研修として多くの企業が取り入れており、半額負担してくれる会社もあったりします。
人によっては、利用しているサービスが1つではなく、目的や用途に合わせて併用する場合も多いようです。
無料で視聴できる講座もあるので、各サービスのホームページでじっくり見て、吟味してみて下さい。
まとめ
人間いくつになっても「学ぶ」事ってとても大切で、知識やスキルが身についた分、毎日が充実します。
以前は、お金をかけて通信講座やスクールに行かなければ勉強できなかったことも、今では気軽にネットで学ぶことができます。
いまだに怪しい情報商材も多くありますが、今回紹介したオンライン学習プラットフォームを活用することで、ぼったくられる心配もありません。
本で学習するのと同じ感覚で、気軽に学ぶことができるので、ぜひオンライン学習で知識やスキルのアップをして下さい!
日々に追われる毎日でも、自分と向き合うってとても大切です。
オンライン学習も大切ですが、よかったらこちらも読んでみてください。
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