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キャンプ嫌いの嫁を説得して連れ出した方法と、我が家の10のルール

わが家には、東京生まれ・東京育ちの嫁がおります。

東京都区内のコンクリートジャングルでウン十年、自然とはほぼ無縁の環境で過ごしてきました。

そんな「超」難易度が高い嫁をキャンプに連れ出すのは、至難の業です。

対して私は、ど田舎生まれ、ど田舎育ち。

生活も遊びも、毎日がキャンプ場で過ごすような環境で育ちました。

自分では何とも思わない環境でも、嫁からしたら原始時代に戻ったような感覚でしょう。

それでも嫁が楽しく過ごせるように試行錯誤した、わが家の方法をお話したいと思います。

同じような境遇のパパさんもたくさんいらっしゃると思うので、少しでも参考になれば幸いです。

目次

なぜ嫁はキャンプが嫌いなのか、理由を考えてみる

アウトドアで過ごす事に、多少なり抵抗があるママさんって多いと思います。

まずは、その理由を考えてみます。

わが家の場合

  • 虫が嫌い、怖い
  • 汗をかくのがイヤ
  • 暑いのがイヤ
  • 寒いのもイヤ
  • 美味しいご飯がないとイヤ
  • キャンプの準備や支度がイヤ
  • 寝心地悪いのはイヤ
  • トイレが汚い、臭いのがイヤ
  • パパがみんなやってくれないとイヤ

などなど。

この記事を嫁に読まれたら、ブッ飛ばされてしまうかもしれません。

どこの家庭も似たりよったりでしょうか?

そもそもこちらのワガママに付き合ってもらう訳なので、嫁をワガママと言ったら失礼です。

少しずつアウトドアやキャンプに慣れるように、対策を立てて実行して行きました。

嫁をキャンプに慣れさせるためにやったこと

まあ普通に考えて、せっかくの休みの日に、キャンプみたいに修行の様な事をするなんて嫌ですよね。

「不便なのが楽しいんだよ」なんてキャンプ好きな人は言います。

でもキャンプに興味がない人からしたら、わざわざ不便を楽しむなんて「ただの自己満足」に思えるでしょう。

それでもあえてキャンプに行くためには、目的や楽しみを作ってあげることが必要だと思います。

目的や楽しみがあれば、多少の不便には目をつむれます。

では、具体的にわが家が行った対策や方法をお話しします。

まずは田舎に慣れることから

嫁曰く、ビルに囲まれた環境でウン十年も生きていると「田舎の広い空は怖い」そうです。

???

なんじゃそりゃ?

って思いますよね。

なんで?って聞くと「広い空は圧迫感がある」と言う”ウルトラC”な答えが返ってきました。

「空が落ちて来そう」って思うみたいです。

この感覚わかります?

田舎育ちには分からない感覚です。

ずっと都会で暮らしていると、こんな感じになるのかとびっくりしました。

どういうメンタルの状況なのかはわかりませんが、環境が変わった事によるストレスなのかなと思います。

田舎で過ごすだけでこんな感じなので、いきなり「キャンプに行ってテント泊」なんて事は無理ゲーです。

少しずつ自然の環境に慣れさせる必要があります。

まずはキャンプ以前に、休日のお出かけはなるべく郊外で買い物をしたり、遊びに行って田舎に慣れるようにしました。

ご当地の美味しいものを食べたり、綺麗な景色を見に行ったり、「田舎も楽しいんだぜ」って感覚にしていきました。

人が少ないし、美味しいもの食べられるし、これは結構気に入ったみたいです。

コテージ泊、グランピングでアウトドア旅行を!

ちょっと田舎に慣れてきたところで、コテージ泊を敢行。

冷暖房、トイレ付、風呂は施設の温泉。

食事は自分たちで作るBBQでしたが、設備が整っているので旅館に泊まるのと大差ありません。

さらにちょっとオシャレなドーム型テントにも行きました。

グランピングって言うほど豪華なものでは無かったのですが、寝泊まりはドーム型テントで、こちらも温泉付き。

食事はきれいな場所でバイキングといった感じで、どちらも普通に旅行のような感じでした。

ただし、ドーム型テントって見た目はオシャレですけど、ビニールハウスみたいです。

正直、日差しが強い日は暑くて中では過ごせません。

エアコンがあればマシですが、冷えるまで時間がかかるし、正直失敗したかと思いました。

こんな情報ってどこにも書いてないんですよね。

設備にもよるので、ドーム型テントに泊まる際は、断熱材の内張がしてある施設を選ぶようにした方が良いです。

常設テントを利用してテント泊に慣れる

コテージ泊、ドーム型テントの次に、常設テントのキャンプ場を利用してテント泊をしました。

テント以外の道具は、もちろんレンタルです。

キャンプ場でのレンタルもできますが、hinataレンタルはスマホで予約して、自宅やキャンプ場で荷物を受け取り、返却もキャンプ場からできるのでとても便利です。

この時点では、すでに山の中での寝起きに慣れていたので、そんなに抵抗感はなかったみたいです。

それでも引き続き細心の注意を払います。

寝袋など肌に触れるものは極力自前で用意して、不快感を出さないようにしました。

そう、わが家で初めて買ったキャンプ道具は寝袋でした。

食事の準備や片付けも、なるべくパパと子供たちで。

後で気がつきましたが、子供がいると嫁の意識がそちらに向きます

子供が楽しそうにしていると多少の不便も許容できるみたいです。

そんなこんなで「まぁ、これならキャンプも良いかしら」と思わせる事が出来れば、もうこっちのモノです。

今では嫁から「次のキャンプはいつ行く?」と言ってくれます。

わが家のキャンプルール

やっとキャンプに慣れてきた嫁ですが、今後キャンプが面倒になったり嫌いになられては困ります。

もっとキャンプを好きになってもらえるように、わが家ではキャンプのルールを決めています。

高規格キャンプ場を選ぶ

わが家が利用するのは、ほぼ高規格キャンプ場です。

やっぱりどうせ利用するならキレイなキャンプ場が良いですよね。

「高規格キャンプ場」って決まった定義がある訳ではありませんが、出来るだけリサーチをしてキャンプ場を決めています。

一般的には高規格キャンプ場の条件として

  • 炊事場が綺麗
  • トイレが綺麗
  • 風呂やシャワーがある
  • 場内の清掃が行き届いている
  • レンタル品が揃っている
  • 管理人が常駐している

などが当てはまるものとされています。

ただ、高規格キャンプ場って設備がしっかりしているだけあって、とても人気です。

特にゴールデンウィークや夏休み、春休みの週末などは、すぐに予約が埋まってしまいます。

なので、予約が始まる2〜3ヶ月前にはキャンプ場予約サイトで予約を取るようにしています。

しかし予約が取れなくても諦めてはいけません。

キャンプ場予約サイトによって空きがある事があるので、複数サイトをみることが大切です。

たまたまかも知れませんが、他のサイトが予約で埋まっていても、キャンプ場予約サイトの「TAKIBI」って空きがあることが多いです。

なのでちょこちょこ利用させてもらっています。

子供がめちゃくちゃ楽しめるようにする

子供が楽しむ姿を見るのって、やっぱり親なら嬉しいですよね。

子供が楽しめるように、遊び、食事、お手伝いなど色々考えて嫁にプレゼンします。

子供にもキャンプに行く前の準備から、キャンプ場に着いてからの設営、ご飯の支度や撤収まで、少しずつ仕込んでいます。

さらに、川遊びや釣りを楽しんだり、子供が遊べる施設探しも必ずするようにしています。

季節でキャンプエリアを変える

キャンプを快適に過ごすためには、季節ごとの場所選びが重要です。

気温に注意することはもちろん大事ですが、うちの嫁は重度の花粉症です。

そんな時に森林サイトなんて行ったら自殺行為です。

という事で、春は海の近くのキャンプ場を選びます。

そして夏は平地だと暑くてキャンプなんてやってられないので、標高が高い場所にします。

標高が100m高くなるごとに気温が約0.6℃下がるので、標高1000mくらいのキャンプ場を選ぶようにすると本当に快適です。

そして秋は、いるだけで気持ちが良い湖畔や森林サイトで過ごします。

さらに、冬はキャンプをする人が少ないのでコテージ泊が割引になっているキャンプ場が多いです。

このように、季節ごとのキャンプエリアを決める事で、オールシーズンキャンプを楽しむ事ができます。

近くに温泉があるキャンプ場を必ず選ぶ

ど田舎育ちの自分からしたら、最悪1日くらい風呂に入らなくてもどおって事ありません。

川で水遊びしたり、コインシャワーでサッパリできれば全然大丈夫です。

しかし嫁からしたら、そんなの最&悪です。

2度とキャンプに来てくれなくなるでしょう。

しかし温泉があるだけで、それはもう旅行です。

「キャンプはおまけ!これは旅行だよ」って暗示をかけます。

昼間に汗をかいてペタペタになった体も、焚き火に燻されて臭くなった髪も、温泉に入ればリセットされます。

日頃の疲れも取れて一石二鳥。

これからもキャンプ&温泉のセットは我が家には外せません。

虫対策

虫が苦手でキャンプに行かないって人はすごく多いと思います。

まあ、外なんで絶対に虫いますしね。

これには、虫除けや虫対策の知識があれば、なんとかなると思います。

キャンプ場でテントを設営したら、テントの周りに「ヤブカバリア」を吹きかけたり、蚊取り線香や虫除けスプレーなどは必ず用意します。

また、夜間ランタンに虫が集まってきてしまいますが、配置を工夫することでほとんど解消できます。

また、オニヤンマくんも効果的です。

でもリアルすぎて、嫁は触れません。

さらに、高地キャンプは比較的虫が少ないのでオススメです。

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寝心地対策

最初、エアーマットの寝心地が良さそうで買ったら大失敗。

寝返りを打つ度にガサガサうるさいし、腰が沈んで朝痛くなります。

夜中に空気が抜けてしまおうものなら、地べたに寝ているのと同じです。

まあ、2度と行かないと言われてしまいます。

キャンプで良い寝心地を確保するには、インフレーターマットがベストです。

特にコールマンのマットは、家で寝ているのと変わりない寝心地です。

自然の気持ち良さも合わさると、むしろ家より気持ちが良いです。


ご飯の支度はパパ担当

普段、家ではほとんど嫁がご飯を作ってくれているので、キャンプの時くらいはパパが担当します。

しかし、どうやっても嫁の料理の方が美味しいので、協力はお願いします。

事前に「こんなの作るけど、どお?」って聞いて、メニューを決めます。

サプライズはありませんが、失敗するよりはマシかと思います。

材料の用意やカットなども、事前に準備しておかないといけません。

やはり準備に手間取ると、間違いなく夫婦喧嘩になるからです。

調理は子供にも手伝ってもらい、みんなで作るようにしています。

サイトはなるべくオシャレにする

サイトをオシャレにすると、少し気分が上がります。

なるべくデザインが良いアイテムを選ぶようにしています。

買い物に出かけた時は、ちょこちょこアウトドアショップへ嫁も連れていって、一緒に見るようにしています。

そしてやはり日頃からの研究も欠かせません。

色々なキャンパーさんの使っているギアやサイトも見るようにしています。

インスタも良いですが情報量が少ないので、出来ればスタイルブックなどの雑誌の方が見やすいと思います。

Kindle Unlimitedだとアウトドア系の雑誌が読み放題です。

本屋へ行く必要もなくなり、我が家ではかなり重宝しています。

キャンプ場以外に寄る場所を作る

キャンプだけが目的だと、嫁には物足りないそうです。

なので、キャンプ場に着く前に寄る場所とチェックアウトしてから寄る場所を毎回決めています。

これはぶっちゃけどこでもいいと思います。

嫁が行きたい服屋さんでも良いし、道の駅や美味しいご飯が食べられる場所など、キャンプ場周辺の施設を調べて、気になる場所があれば相談して決めています。

準備が全て

夫婦でキャンプとかファミリーキャンプで1番ありがちなのが、夫婦喧嘩です。

この原因は全て準備不足からくるものだと思います。

最初は大変だと思いますが、何回かキャンプを繰り返すうちに慣れてきます。

しっかり準備してキャンプへ行って、全てが予定通りに進むと本当に気持ちが良いです。

嫁も家族も楽しんでくれます。

もちろんハプニングも起きることがあります。

ソロキャンプなら、それも含めて楽しめますが、嫁や家族がみんなそうとは限りません。

不足の事態も考えながら、準備をするよう心がけましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

我が家以上に大変なご家庭もあるかも知れませんが、なかなかのモノだったでしょう?

振り返ってみると色々な事をしてますね。

我が家も最初から全てうまく行ったわけではありません。

しかし、今では嫁から「キャンプ行こう」と言ってもらえるって事は、なかなか良い対策だったのかなと思います。

上記の対策での成功率は未知数ですが、キャンプ嫌いの気持ちを少しでも解消できたら嬉しいです。

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