キャンプ道具の保管って、マンションや狭小住宅住みからすると、永遠の課題です。
テント、タープ、テーブル、チェア、寝袋、焚き火台…気づけば、家のクローゼットや廊下を占領し、生活空間を圧迫しています。
理解がある家族なら良いですが、夫婦ケンカの火だねにもなりかねません。

我が家も工夫に工夫を重ね、なんとか収納していました。
しかし最近、中学生と高校生の息子たちから「そろそろ自分の部屋が欲しい」と言われ、あふれる荷物を何とかせなあかん事態に!
そして、検討を重ねた結果、ついにトランクルームを借りることになりました。
キャンプ道具の保管場所に困っている、家族から白い目で見られて肩身がせまい、なんて悩みの参考になれば幸いです。
「外部収納」という選択肢


都内で家を広くするなんて、宝くじでも当たらない限り無理な話です。
土地や家賃の高い都心で、収納のためだけに広い家を建てたり、引っ越すなんて現実的ではありません。
頭を抱えていた時、解決策として浮上したのが「トランクルーム」でした。
でも、最初は少し抵抗がありました。
「物を置くためだけに、わざわざお金を払うなんて…」と。
しかし、冷静に考えてみました。



都内で数平米のスペースを確保するために家賃を上げることを考えれば、月数千円から利用できるトランクルームは、驚くほど合理的な選択肢なんじゃ?
都心の住宅事情が生んだ救世主?


【ハローストレージ】
トランクルームを利用すれば、物置部屋を完全に空にして、子供たちに部屋を作ってあげられる。
と同時に、家全体の収納不足も解消され、生活空間にゆとりが生まれるかもしれない。
まさに一石二鳥、いや、わが家にとってそれ以上の価値があるはずです。
藁にもすがる思いで、トランクルームについて徹底的に調べ始めました。
そして、最終的に「ハローストレージ」を契約することにしました。
トランクルーム基礎知識 〜どんな種類があるの?〜
「トランクルーム」と一口に言っても、実はいくつかのタイプがあります。
利用目的や預ける荷物によって最適なタイプが異なるので、まずは基本を押さえましょう。
屋内型トランクルーム


【ハローストレージ】
ビルや倉庫などの建物内をパーティションで区切った収納スペースです。
特徴
- 空調設備(エアコン・換気扇など)が完備されている場合が多く、温度・湿度が安定している。
- セキュリティが高い(オートロック、防犯カメラ、警備会社連携など)。
- 清潔感があり、天候に左右されず荷物の出し入れが可能。
メリット
- 湿気や温度変化に弱い衣類、書籍、書類、精密機器、人形、美術品などの保管に最適。
- セキュリティ重視の方にも安心。
デメリット
- 屋外型に比べて料金が高め。
- 大型荷物の搬入経路(エレベーター、通路幅)の確認が必要。
主な用途
- デリケートな衣類・布団、書籍・アルバム、フィギュア・模型、楽器、仕事の重要書類、カビさせたくない物全般。
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屋外型トランクルーム


【ハローストレージ】
屋外の敷地に設置された海上コンテナなどを利用した収納スペースです。
特徴
- 車を横付けして荷物の積み下ろしができる場合が多い。
- 比較的リーズナブルな料金設定。
- 24時間利用可能な施設が多い。
メリット
- 大型・重量物(タイヤ、バイク、家具、キャンプ用品など)の搬入出が楽。
- 費用を抑えたい場合に有利。
デメリット
- 空調がないため、外気温の影響を受けやすく、夏は高温、冬は低温になりやすい。
- 結露によるカビのリスクがある(対策が必要)。
- 屋内型に比べるとセキュリティ面でやや劣る場合も(ただし対策強化施設も増加)。
- 砂埃などで汚れやすい可能性。
主な用途
- タイヤ、バイク、自転車、キャンプ・アウトドア用品、スキー・スノーボード用品、工具、資材、温度変化に強い家具・家電。
宅配型トランクルーム


専用ボックスに荷物を詰めて送ると、業者の倉庫で保管してくれるサービス。
特徴
- 自宅にいながら集荷・配送で荷物の出し入れができる。
- 少量(段ボール1箱)から低価格で利用可能。
メリット
- 手間がかからない。
- 少量・低頻度の利用に適している。
デメリット
- 荷物の出し入れに数日かかる。
- 直接倉庫に行けない。
- 大きな物は預けられない。
主な用途
- シーズンオフの衣類、書籍、書類、CD/DVD、思い出の品など、頻繁に出し入れしない比較的小さな物。
- 我が家の場合、最優先は「物置部屋を空けること」。
- つまり、キャンプ道具一式と、季節家電、その他雑多な物を移動させる必要がありました。
- キャンプ道具は重くて大きいものが多いので、車の乗り入れが楽な「屋外型」にしました。
トランクルーム、こんな使い方も!多様な利用目的
トランクルームは、単なる物置ではありません。
現代の様々なニーズに応える活用法があります。
【最重要】子供部屋・勉強スペースの確保


我が家のように、子供の成長に合わせて、物で溢れた部屋を片付け、ゆとりを持った環境を作るために利用するケースは非常に多いようです。
都心の限られた住空間を有効活用する切り札になります。
季節物のスマート収納


衣替え後の服や布団、扇風機、ヒーター、スタッドレスタイヤなど、普段使わない物を預けることで、自宅の収納スペースを大幅に節約できます。



トランクルーム内に、エレクターなど棚を設置することで、縦方向にも収納が増やせて、思っている以上に物が収納できます。
趣味の世界を広げる基地として
キャンプ、スキー、スノボ、釣り、ゴルフ、サーフィン、バイク、自転車…場所を取る趣味の道具を気兼なく保管できます。



趣味の自転車やバイクの車庫として利用している人も多いみたいですね。
「好き」を諦めないためのスペース確保に。
中には、レコードや切手、雑誌などのコレクションを保管する方もいるみたいです。



仕事の帰りや、休日のちょっとした隙間時間にふらっと訪れて、コレクションを眺めて癒しにしているそうです。
ライフイベントのサポート役
引越しや家のリフォーム・建て替え時の家財道具の一時保管場所として、スムーズな移行を助けます。
独身なら大した問題にならないかもしれませんが、家族の荷物となるとかなり大変です。
でも、トランクルームがあれば一気に解決します。



ホント、1.5畳でも想像以上に荷物が入りますよ!
ビジネスの縁の下の力持ち


個人事業主や中小企業が、書類、在庫商品、販促物、工具、資材などを保管する低コストな倉庫として活用しています。
実際に、自分の荷物を置きに行った時、何度かそういった方にお会いしたことがあります。
ゆとりある生活空間の創出


「戸建てだけど、なんだか狭い…」と感じる場合、普段使わない物をトランクルームに移すだけで、リビングや寝室にゆとりが生まれ、快適な住空間を実現できます。
まさに、我が家がコレです。
大切な思い出のタイムカプセル
捨てられない写真アルバム、子供の作品、トロフィー、記念品など、大切な思い出を安全に保管する場所としても利用されています。
取っておいても何かがあるわけではないんだけれど、捨てるに捨てられないものってありますよね?
あと、自分としては取っておきたいけど、嫁に捨てられそうになったものは、全てトランクルームに移しています。



まさに、トランクルームは現代のライフスタイルに欠かせない「外部ストレージ」と言えるでしょう。
いざハローストレージ契約!申し込みから利用開始までの一部始終


【ハローストレージ】
数あるトランクルーム業者の中から、我が家が「ハローストレージ」を選んだのは、以下の理由からでした。
都内でも物件数が多く、職場から徒歩数分ほどの場所に手頃な屋外型コンテナが見つかった。
料金、サイズ、空き状況、キャンペーン情報が見やすく、比較検討しやすかった。
業界最大手という安心感。管理体制やセキュリティへの期待。
タイミングよく、初期費用が抑えられるキャンペーンを利用できた。(これはラッキーでした!)
そして契約へ…



申し込みは簡単で、あっという間に使えるようになりましたよ!
【STEP 1:Webで情報収集&比較】


ハローストレージのサイトで、自宅や職場周辺の屋外型コンテナを徹底比較。
子供部屋を作るために移動させたい荷物(キャンプ道具一式、季節家電、その他段ボール数箱)をリストアップし、必要なサイズをシミュレーション。結果、「2畳」タイプが最適と判断しました。
「1.5畳」タイプもありましたが、料金の差額が少ないので広い方を選びました。
【STEP 2:Webで申し込み手続き】


【ハローストレージ】
ちょうどよい物件が見つかり、Webから申し込み。
物件によっては見学もできますが、写真で充分と判断しました。
個人情報、連絡先、支払い情報(クレジットカード)などを入力し申し込み完了。
【STEP 3:契約内容確認と初期費用決済】


申し込み後、本人確認書類(免許証やマイナンバーカードなど)の画像をアップロード。
審査通過のメールを受信。
電子契約書の内容(利用規約、料金詳細など)をしっかり確認し、同意。
その後、初期費用(保証金、事務手数料、当月日割分+翌月分の利用料など)をクレジットカードで支払いました。
【STEP 4:鍵の受け取り】


決済確認後、数日で鍵が自宅に郵送されてきました。
思ったよりも手続きがスムーズで、申し込みから1週間足らずで利用できる状態になりました。
【STEP 5:念願の荷物搬入&子供部屋作り開始!】


鍵が届いた週末、いよいよ大移動作戦を決行!
車にキャンプ道具や段ボールを詰め込み、トランクルームへ。
契約区画の目の前に車を停められたので、重い荷物の出し入れも予想以上に楽でした。
2畳のスペースに全ての荷物が収まり、感無量!
そして、空になった物置部屋の掃除と模様替えを開始。
壁紙を張り替え、新しい机と本棚を設置。
ついに、子供のための部屋が完成しました!
後悔しない!トランクルーム選びの重要チェックポイント


実際に利用してみて、「ここは事前に確認しておいて良かった」「ここはもっと注意すべきだったかも」と感じた点をまとめました。
特に、教育費がかさむ大学受験期のご家庭は、シビアな目でチェックすることをおすすめします。
立地とアクセス:本当にその場所で良い?


【ハローストレージ】
距離と時間
自宅から遠すぎると、いざという時に不便です。



我が家の場合は、職場のすぐ近くにあり、毎日行くのでそれほど苦にならず。
昼休みや仕事帰りに寄れます。
交通手段
車利用なら駐車場は必須。
止めやすいか、無料かどうかも確認。
搬入のしやすさ
屋外型なら車の横付け可否。
屋内型ならエレベーターや台車の有無。
サイズ選び:過不足なく、将来性も考慮


現状の荷物量+α?
まずは移動させる荷物の量を正確に把握。
ギリギリすぎると後で困ることも。
ただし、契約後に大きな部屋へ移動する人も結構いるみたいです。



ひとつ大きくしても数千円の違いなのでね。
必要ならば、見学で最終確認
図面だけでは分かりにくい場合は現地で見学し、実際の広さを体感してみると良いです。
料金:トータルコストで判断!


初期費用を把握
月額利用料だけでなく、保証金(敷金)、礼金、事務手数料、鍵交換代、保険料など、最初にかかる費用を全て洗い出す。
月々の支払い
利用料、管理費、保険料など。
更新料
長期利用の場合、更新料の有無と金額も確認。
ハローストレージの場合は、1年に1回、更新時の使用料0.5ヶ月分を更新料として徴収されます。(更新付きの前月に使用量と合算)
キャンペーンの罠
割引期間終了後の通常料金、最低利用期間などの条件を必ず確認。
「安物買いの銭失い」にならないように。
セキュリティ:何を預けるかで重要度を選択


【ハローストレージ】
最低限のチェック
防犯カメラ、敷地入口や各部屋の施錠。
より高いレベルが必要なとき
警備会社との連携、人感センサー、スタッフ常駐など。高価なものや個人情報に関わる書類などを預ける場合は重視。
空調設備:デリケートな荷物があるなら必須


【ハローストレージ】
衣類、革製品、書籍、写真、精密機器などはカビや劣化が心配。
屋内型の空調(冷暖房か換気か)を確認。
屋外型でも断熱材入りなどの対策がされている場合も。
ハローストレージでは、天井部分などに「断熱材」が使用されており、外気温+5度前後となっています。
保険:万が一への備え


【ハローストレージ】
盗難、火災、水災などのリスクに備える。
付帯保険の有無、補償内容(上限額、対象範囲)を確認。
不足なら任意保険の加入も検討。
契約期間と解約:利用終了時のことも考えておく


【ハローストレージ】
最低利用期間
短期で解約する可能性がある場合(引越しが終わったら、など)は特に注意。
解約手続き
何ヶ月前までに通知が必要か、手続き方法、違約金の有無などを契約前に確認。
スムーズに解約できるかどうかも重要。
保管禁止物:ルールは守る!


現金、貴金属、危険物、動植物、食品、異臭物などはNG。
規約を必ず確認。
焦って契約せず、これらの点をしっかり比較検討することが、満足のいくトランクルーム利用につながります。


ハローストレージ利用のリアルな感想(子供部屋ができて最高!)


実際にハローストレージ(屋外型)を利用し始めて数ヶ月。
我が家にもたらされた変化と、正直な感想です。
【感動!良かった点】
【最重要】子供に部屋を提供できた!
これが最大の目的であり、最大の成果です。
物置が静かな勉強部屋に変わり、子供も以前より集中して勉強に取り組めるようになりました。
親として、本当に嬉しい変化です。
家が劇的に片付いた
物置部屋だけでなく、家全体のゴチャゴチャ感が解消されました。
生活空間にゆとりができ、精神的なストレスも軽減。



でも、調子に乗って物が増えないように注意したいです。
キャンプ道具の特等席
湿気対策は必要ですが、広々と保管でき、車の横付けで出し入れも楽。
趣味も諦めずに済みました。
24時間利用の安心感
夜中に物を出し入れすることはほとんどありませんが、時間を気にせず(必要なものは少ないですが)出し入れできるのは便利。
管理状態の良さ
大手だけあり、敷地内は清潔に保たれており、安心して利用できています。
【正直、少し気になる点】


夏の暑さ・冬の寒さ(屋外型)
これは想定内ですが、真夏はコンテナ内が高温になります。
熱に弱い物は注意が必要です(我が家は主にキャンプ道具なので許容範囲)。
湿気対策は継続必須
すのこと除湿剤は欠かせません。
定期的なチェックと交換が必要です。
利用頻度とコストのバランス
子供が大きくなるとキャンプに行く回数も減るので、「ただ置いておくだけ」の期間が長くなります。
それでも子供部屋確保のメリットを考えれば納得していますが、費用対効果は常に意識します。
とはいえ、総合的には「本当に借りて良かった!」の一言に尽きます。
費用はかかりますが、子供の勉強環境を整え、家族の生活空間を改善できたメリットは計り知れません。
まとめ:トランクルームは都心の子育て世代の賢い選択肢


都心で子育てをする中で、「戸建てでも狭い」「子供の成長に合わせてスペースが足りない」という悩みは、多くの家庭が抱える共通の課題ではないでしょうか。
特に、子供の進学や受験といったライフステージの変化は、住環境の見直しを迫る大きなきっかけとなります。
そんな時、家を買い替えたり、広い賃貸に引っ越したりすることなく、限られたスペースを最大限に活用するための現実的な解決策として、トランクルームは非常に有効です。
我が家のように、
- 子供の勉強部屋・個室を確保したい
- 増え続ける荷物で家の収納が限界
- 趣味も続けたいけど置き場所がない
- 都心の高い地代を考えると、引っ越しは難しい
といった悩みを抱えているなら、一度トランクルームの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
もちろん、月々の費用は発生します。
だからこそ、自分の目的(何を解決したいのか)を明確にし、荷物の量や利用頻度、予算、立地、セキュリティなどの条件をしっかり比較検討して、最適なトランクルームを選ぶことが重要です。
まずは、お近くのトランクルームを検索し、見学してみることから始めてみてください。
きっと、あなたの家族の悩みを解決し、より快適な暮らしを実現するための、新しい可能性が見えてくるはずです。
我が家にとっては、ハローストレージがまさにその「可能性」でした。


夜のトランクルーム内は暗いので、明るいランタンがあると便利です。


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