人生の半ばを過ぎ、仕事や家庭、自身の健康、そしてこれからのこと… 様々な思いが交錯し、立ち止まってしまうこともありますよね。
そんな時、先人たちの言葉が、ふと心を軽くし、新たな一歩を踏み出す勇気をくれるかもしれません。
壁にぶつかったり、道に迷ったりしているあなたへ、時代を超えて語り継がれる偉人たちの言葉をいくつかご紹介します。
行動を起こす勇気が欲しいとき

あなたができること、あるいはできると夢見ていることがあれば、それを始めなさい。大胆さには天才性と力と魔法が宿っている。
― ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ (ドイツの詩人、作家)
「もう若くないから…」なんて思う必要はありません。
何かを始めるのに遅すぎることはありません。小さな一歩でも、踏み出すその大胆さに、未来を切り開く力が宿っています。
実際に世の中を見てみると、けっこう年を取ってから起業や成功された人たちがたくさんいますね。
日本では
村上孝博さん
60歳で定年退職後、米粉パン&シフォンケーキの製造販売事業を起業。(現在は閉店)
古久保俊嗣さん
元商社マン。50代でNPO法人エガリテ大手前を起業し、男女共同参画社会の創生に取り組む。
橋爪あきさん
3人の子育てと母親の介護後、50代で日本眠育普及協会を設立。
小日向えりさん
元歴史アイドル。30代後半でシニア就労支援会社「ぴんぴんころり(現:ぴんぴんきらり)」を設立。
若宮正子さん
銀行を定年退職後、58歳でパソコンを始め、81歳でiPhone用ゲームアプリを開発。ICTエバンジェリストとして活躍。
森泰吉郎さん
森ビルを創業。実質的な創業は50代後半と言われています。
海外では
レイ・クロック
52歳でマクドナルド兄弟からビジネスモデルを買い取り、世界的なチェーンに成長させた。
カーネル・サンダース
65歳でケンタッキーフライドチキン(KFC)を創業。
マーサ・スチュワート
50代で自身のライフスタイルブランド「マーサ・スチュワート・リビング」を立ち上げ、メディア界で成功。
ハリー・バーンスタイン
96歳で初めてベストセラー小説を出版。
アリアナ・ハフィントン
55歳でニュースサイト「ハフィントン・ポスト」を共同創業。
ヘンリー・フォード
45歳で画期的な自動車「T型フォード」を開発し、フォード・モーターを 設立した。

カーネル・サンダースとかヘンリー・フォードとか意外でしたが、一番大切なことは「情熱」と「やる気」ですよね。
困難に立ち向かうとき


成功とは、最終的なものではなく、失敗とは、致命的なものではない。大切なのは、続ける勇気である。
― ウィンストン・チャーチル (イギリスの元首相)
この言葉は、成功と失敗に対する捉え方を根本的に変え、困難に立ち向かう上で最も重要な要素を示唆しています。
成功は通過点
たとえ目標を達成したとしても、それは終わりではなく、新たな挑戦の始まりであるということです。
現状維持に満足せず、常に向上心を持って進み続ける姿勢が大切です。
失敗は終わりではない
失敗は、挫折や終わりではなく、学びと成長のための貴重な機会です。
そこから教訓を得て、再び立ち上がり、前に進むことが重要です。
続ける勇気
どんな状況にあっても、諦めずに努力し続ける勇気こそが、最終的な成功への鍵となります。
困難や挫折に直面しても、信念を持って進むことが大切です。
人生には浮き沈みがつきものです。
失敗や挫折を感じたとしても、それが終わりではありません。
大切なのは、諦めずに歩み続けるその勇気です。
周囲と比べて焦ってしまうとき


幸福とは、そのままの自分で満足することだ。
― アルトゥル・ショーペンハウアー (ドイツの哲学者)
他人と比較して落ち込んだり、ないものねだりをしたり…。
少し立ち止まって、今の自分、今あるものに目を向けてみませんか?
自分の良いところも悪いところも、全てを受け入れること。
欠点や弱点も含めて、自分自身を認めることが、幸福の第一歩となります。
比較からの解放
他人と自分を比較することから自由になること。
他者の成功やステータスに目を奪われるのではなく、自分の内面に目を向け、自分の価値を見出すことが大切です。
外的な要因(お金、地位、名声など)に幸福を求めるのではなく、自分の内面の充実感や満足感を大切にすることが必要です。
ありのままの自分を尊重
周囲の期待や社会的な規範に囚われず、自分の個性や価値観を大切にすること。
無理に変わろうとするのではなく、自分らしさを肯定することが幸福につながります。
感謝の気持ち
今あるもの、持っているものに感謝すること。
当たり前の日常の中に潜む小さな幸せに気づくことが、幸福感を高めます。



「足るを知る心」に、穏やかな幸福は見つかるのかもしれませんね。
時間の浪費を感じてしまうとき


我々には短い時間しかないのではない。多くの時間を浪費しているのだ。
― セネカ (ローマ帝国の哲学者)
時間は誰にでも平等に与えられています。
「時間がない」と感じるなら、何に時間を使っているのか見つめ直すチャンスかもしれません。
今この瞬間を大切に、意味のある時間の使い方を考えてみましょう。
改善方法
目標を明確にする
自分が何を成し遂げたいのか、長期的な目標と短期的な目標を具体的に設定する。
目標を意識することで、時間の使い方が明確になります。
計画を立てる
毎日または毎週の初めに、その日にやるべきタスクをリストアップし、優先順位をつける。
スケジュール帳やタスク管理アプリを活用するのも有効です。
集中できる環境を作る
作業中は通知をオフにする、静かな場所を選ぶなど、気が散る要素を極力排除する。
タイマーを活用する
ポモドーロテクニック(25分作業+5分休憩)のように、集中する時間と休憩時間を区切ることで、集中力を維持しやすくなります。
小さなことから始める
先延ばししがちなタスクは、まず5分だけでも取り組んでみる。
小さな成功体験を積み重ねることで、勢いがつきます。
シングルタスクを心がける
一つのタスクに集中して取り組むことで、効率と質を高める。
誘惑を断つ工夫
スマホの通知をオフにする、特定のアプリの使用時間を制限する、作業中は誘惑となるものを視界に入れないなど、環境を整える。
休息とリフレッシュ
適切な休息を取り、ストレスを解消することで、集中力を持続させる。
時間の使い方を記録する
数日間、自分が何にどれくらいの時間を使っているかを記録してみる。
客観的に自分の時間の使い方を把握することで、改善点が見えてきます。
「しないことリスト」を作る
無駄だと感じる習慣や、時間を浪費する行動をリストアップし、意識的に避けるようにする。
人に頼る・断る勇気
自分一人で抱え込まず、人に頼れることは頼る。
また、不要な頼み事は勇気を持って断ることも大切です。
ルーティンを見直す
無意識に行っている習慣の中に、時間の浪費につながるものがないか見直し、改善する。
ツールを活用する
タスク管理アプリ、時間管理アプリ、集中支援アプリなど、効率的な時間管理をサポートしてくれるツールを積極的に活用する。



個人的に時間の使い方が上手いなと思った有名人がローランドさん。
彼のYouTubeを見ると、やる事とやらない事がはっきりしていて、ストイックな生活だけど、それが心地よさそうに見えます。
若いのに凄いなぁと感心します。
家庭があるとなかなか難しいかもしれませんが、ローランドさんの真似ではなく、自分なりの方法を構築できるといいと思います。
これからの人生の意味を探しているとき


人生とは、自分を見つけることではない。人生とは、自分を創ることである。
― ジョージ・バーナード・ショー (アイルランドの劇作家)
40代で人生の意味を探し始めるのは、決して珍しいことではありません。
むしろ、多くの方がキャリア、家庭、子育てなど、様々な経験を経て、改めて自分の人生について深く考える時期なのかもしれません。
これからの人生の意味を探す旅は、あなた自身の内面と向き合い、本当に大切にしたい価値観や情熱を見つけるプロセスです。
焦らず、じっくりと自分自身と対話していくことが大切です。
これまでの人生を振り返る
成功体験と失敗体験
これまでどのような時に喜びや達成感を感じ、どのような時に挫折や後悔を経験したかを振り返ります。
そこには、あなたの価値観や本当に大切にしたいものが隠されているかもしれません。
情熱を感じたこと
子供の頃から今まで、どんなことに夢中になったり、時間を忘れて没頭したりしたかを思い出してみましょう。
ターニングポイント
人生における大きな出来事や転機を振り返り、それが今の自分にどのような影響を与えているかを考えます。
自分の価値観を明確にする
大切にしていることリスト
家族、健康、自由、創造性、貢献、成長など、自分にとって本当に大切なものを書き出してみましょう。
価値観を深掘りする
なぜそれが自分にとって大切なのか、具体的な理由を考えてみます。
理想の生き方を想像する
どのような生き方を送ることが、自分にとって最も充実していると感じるかを具体的にイメージしてみましょう。
新しい興味や関心を探す
未経験の分野に挑戦する
趣味、習い事、ボランティア活動など、これまで触れてこなかった新しい分野に積極的に挑戦してみます。
知的好奇心を満たす
本を読む、セミナーに参加する、オンライン講座を受講するなど、知的好奇心を刺激する活動を取り入れてみます。
異なる価値観に触れる
様々なバックグラウンドを持つ人々と交流することで、新たな視点や考え方を発見できるかもしれません。
社会とのつながりを意識する
貢献できることを見つける
自分のスキルや経験を活かして、地域社会や興味のある分野で貢献できることはないかを探してみます。
他者とのつながりを深める
友人、家族、同僚など、身近な人々との関係を大切にし、より深いコミュニケーションを心がけます。
ロールモデルを見つける
自分が共感できる生き方をしている人を見つけ、その人の考え方や行動を参考にしてみます。
自分自身と対話する時間を持つ
瞑想やマインドフルネス
静かな時間を作り、自分の内なる声に耳を傾けます。
日記をつける
日々の感情や考えを書き出すことで、自分自身を深く理解することができます。
自然の中で過ごす
自然の中に身を置くことで、心がリフレッシュされ、新たな気づきが得られることがあります。



焦らず、立ち止まって自分自身と向き合い、心惹かれるもの、本当に大切にしたいものを見つけていくプロセスを楽しんでください。
日々の忙しさに疲れてしまったとき


単純な生活、これが幸福の道だ。
― レフ・トルストイ (ロシアの作家)
多くのものを求めすぎると、かえって心は疲弊してしまいます。
時には肩の力を抜き、身の回りの小さな喜びや、穏やかな時間に目を向けることも大切です。
過剰なものからの解放
物、情報、人間関係など、過剰なものに囲まれた生活は、心身に負担をかけ、疲弊させてしまいます。
本質的なものへの回帰
シンプルな生活を送ることで、本当に大切なもの、例えば自然、家族、友情、内面の平和などに意識を向けることができます。
コントロール感の回復
複雑な生活は、私たちに無力感やストレスを与えます。シンプルな生活は、自分自身でコントロールできる範囲を広げ、安心感をもたらします。
内面の充足
外的な刺激や物質的な豊かさではなく、内面の静けさや充足感の中に幸福を見出すことの重要性を示唆しています。
日々のタスクや情報に追われ、本来感じるべき喜びや安らぎを見失いがちです。
そんな時こそ、意識的に生活をシンプルにすることを見直す必要があるのかもしれません。
例えば、
- デジタルデトックス:スマートフォンやSNSから離れる時間を作る。
- 自然に触れる:公園を散歩したり、植物を育てたりする。
- 丁寧な食事:旬の食材を使ったシンプルな料理をゆっくりと味わう。
- 質の高い睡眠:寝る前のルーティンを作り、心身をリラックスさせる。
- 本当に大切な人との時間を大切にする:煩わしい人間関係を整理し、心安らげる人との時間を優先する。
これらの小さな変化を取り入れるだけでも、日々の忙しさから解放され、心の平穏を取り戻せるかもしれません。
何かを変えたいと感じているとき


見たいと思う世界の変革に、あなた自身がなりなさい。
― マハトマ・ガンジー (インド独立の父)
この言葉は、以下のような深いメッセージを私たちに伝えています。
主体性の重要性
変化を他人や社会に求めるのではなく、まず自分自身が変わることの重要性。
行動の源泉
「真の変革は、内なる変化から始まる」ということ。
自分の考え方、価値観、行動を変えることが、周囲に影響を与え、やがて社会全体の変化へと繋がる。
責任と影響力
「自分自身の行動こそが、世界を変える力を持つ」という認識。
小さな一歩でも、それが波紋のように広がり、大きな変化を生み出す可能性がある。
模範となること
自分が理想とする世界を体現することで、他者に影響を与え、共に行動する仲間を増やすことができる。
何かを変えたいと強く願う時、私たちはつい外部の状況や他者の行動に目を向けがちです。
しかし、ガンジーは、変革の主体は他でもない「自分自身」であると説いています。
不満や変化を望むなら、まず自分自身から。
例えば、平和な世界を望むなら、まず自分自身が平和な心を持ち、平和的な行動を心がける。
公正な社会を望むなら、まず自分自身が公正な態度で他者と接する。
小さなことかもしれませんが、私たち一人ひとりの意識と行動が変わることで、少しずつでも世界は変わっていくはずです。
あなたの行動や考え方が、周りを、そして世界を少しずつ変える力になります。
まとめ


いかがだったでしょうか?
これらの言葉が、少しでもあなたの心の支えとなり、明日への活力となれば幸いです。
人生の後半戦も、あなたらしく輝けるよう応援しています。
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